研究検査 掲載内容は、2026 年 2 月 2 日時点の情報です。
| 項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 所要日数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
27043 |
可溶性PD-L1 |
遠心
|
01 ↓
02 |
3カ月 凍-20℃以下 |
EIA | pg/mL 60.8 以下 |
| 項目 コード |
検査項目 |
|---|---|
27043 |
可溶性PD-L1 |
| 採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
|---|---|---|---|
遠心
|
01 ↓
02 |
3カ月 凍-20℃以下 |
EIA |
| 健常者参考値(単位) | 所要 日数 |
|---|---|
pg/mL 60.8 以下 |
備考
検体
- EDTA-2Na血漿も検査可。
算定
- 実施料適用外です。
容器
参考文献
Zhou, J. et al.: Cancer Immunol Res 5, (6), 480, 2017.
Wang, L. et al.: Oncotarget 6, (38), 41228, 2015.
Yamagiwa, S. et al.: Int. J. Med Sci. 14, (5), 403, 2017.
検査項目解説
測定意義
PD-L1は腫瘍細胞に発現しており、PD-1にPD-L1が結合するとT細胞の活性および免疫機能が抑制される。本検査は可溶型を測定する検査である。
PD-1(programmed cell death-1)は、活性化T細胞の表面に発現する受容体であり、PD-L1はそのリガンドである。PD-L1は腫瘍細胞などに発現し、PD-1にPD-L1が結合するとT細胞活性および免疫機能が抑制されるため、この抑制を解除する抗PD-1抗体などの免疫チェックポイント阻害薬によるがん治療が行われている。
腫瘍細胞などから細胞外ドメインが切断され血中に放出される可溶性PD-L1(soluble PD-L1:sPD-L1)が注目されている。
sPD-L1は細胞傷害性T細胞の疲弊に関与すると考えられており、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、非小細胞肺がん、胃腺がんなどで血中sPD-L1高値例は予後不良と関連する可能性が報告されている。
また、多発性骨髄腫(multiple myeloma:MM)では健常対照より高値傾向を示し、発現量が治療奏効と相関する可能性が示唆されている。
さらに、慢性C型肝炎患者で高値傾向を示し、肝細胞がんへの進行例でのさらなる上昇や、全身性強皮症(systemic sclerosis:SSc)における皮膚硬化重症度との相関の可能性も報告されており、今後の研究が期待される。
掲載論文
- Soluble PD-L1 is a predictive and prognostic biomarker in advanced cancer patients who receive immune checkpoint blockade treatment
Oh SY, et al.: Sci Rep, 11(1), 19712, 2021.[link] - Soluble PD-L1 as an early marker of progressive disease on nivolumab
Kathleen M, et al.: J Immunother Cancer, 10(2), e003527, 2022.[link]



