研究検査 掲載内容は、2023 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値 (単位) |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
12541 |
トランスグルタミナーゼ抗体IgA |
遠心
|
01 |
凍 |
FEIA | U/mL |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
12541 |
トランスグルタミナーゼ抗体IgA |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
凍 |
FEIA |
基準値 (単位) |
所要 日数 |
---|---|
U/mL |
備考
「研究検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: アポ蛋白E表現型
検査項目解説
測定意義
全身性の自己免疫疾患であるセリアック病との関連が示唆されている抗体を測定する検査である。
セリアック病は全身性の自己免疫疾患で小麦に含まれるタンパク質(グルテン)に対する免疫応答が原因で、小腸粘膜成分に交差反応を起こして小腸が破壊される。そのため、下痢、腹痛、食欲不振などの症状を呈するが、それ以外にも消化器系疾患とは別の合併症(鉄欠乏性貧血、慢性疲労、関節痛、てんかん、骨粗鬆症、不妊など)を併発することも多いとされる。患者は欧米で多く、人口の約1 %罹患しているとの報告があるが、日本を含むアジア圏では詳細な疫学調査がなく、昨今の消化器疾患患者数の急増を考慮すると、本疾患がこれらに多く含まれている可能性がある。
セリアック病関連抗体のうち、組織トランスグルタミナーゼ抗体(IgA)検査が精度的に優れ、簡便に実施できるため海外では一般的な検査として利用されており今後の研究が待たれる。なお、セリアック病のcut-off値として10U/mLが報告されている。