研究検査 掲載内容は、2024 年 7 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11610 |
歯周病唾液検査periodontal disease test |
|
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凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法)およびIFCC標準化対応法 | Hb : 1.70 μg/mL 未満 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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11610 |
歯周病唾液検査periodontal disease test |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
|
凍 |
LA(ラテックス凝集比濁法)およびIFCC標準化対応法 |
基準値 (単位) |
所要 日数 |
---|---|
Hb : 1.70 μg/mL 未満 |
2~3日 |
備考
容器
- 必ず専用容器(唾液採取キット)にて採取し、ご提出ください。検体の採取方法については、唾液採取キット中の説明書をよくお読みください。
- 専用容器は、あらかじめ営業担当者にお申し付けください。
基準
- チャート参照:歯周病唾液検査の判定基準
「研究検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。
チャート
検査項目解説
測定意義
歯周病のリスクをチェックする検査である。出血の指標としてHbを、組織の炎症の指標としてLDの測定を行う。
成人が歯を失う原因のトップは歯周病である。歯周病は自覚症状が少なく進行するため気がついたときには悪化している場合が多いからである。歯周病が悪化すると歯を支えている骨を溶かし最終的には歯を失うことになる。歯周病は25歳以上の成人の80 %がかかっているといわれているが、炎症が歯肉/歯茎に限られている初期の歯肉炎の段階であれば健康な状態に戻すことはセルフケアでも可能である。また、糖尿病患者では歯周病が進行しやすく、一方では血糖コントロールにも負の影響を与えることが明らかになっており、2014年には日本歯周病学会より「糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン第二版」が発行されている。
本検査は唾液を用い出血の指標としてHbの測定を行い、組織の炎症の指標としてLDの測定を行い歯周病のリスクをチェックする検査になる。