研究検査 掲載内容は、2026 年 2 月 2 日時点の情報です。
| 項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 所要日数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
26308 |
ペントシジン 〈尿〉pentosidine3D110-0000-001-204 |
|
25 |
4週 凍 |
HPLC | pmol/mg・Cr 4.0~9.9 |
| 項目 コード |
検査項目 |
|---|---|
26308 |
ペントシジン 〈尿〉pentosidine3D110-0000-001-204 |
| 採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
|---|---|---|---|
|
25 |
4週 凍 |
HPLC |
| 健常者参考値(単位) | 所要 日数 |
|---|---|
pmol/mg・Cr 4.0~9.9 |
検査項目解説
測定意義
糖尿病や慢性腎不全患者において著しい高値となる糖化産物である。
糖尿病合併症の成因の一つとして、高血糖の持続に伴うAGEsの生体内蓄積説が有力である。AGEsとは、グルコースに代表される還元糖と生体内タンパク質の非酵素的反応(glycation:糖化)の後期段階産物であり、脱水・転移・縮合などの複雑な化学反応を経て生成される多様な構造体を含む。糖尿病合併症に加え、腎不全や骨疾患、アルツハイマー病、神経変性疾患にもAGEsが関与する可能性が示唆されている。
ペントシジンはリジン残基とアルギニン残基が五炭糖により架橋された構造を持つAGEsである。糖尿病や慢性腎不全患者の血中ペントシジン濃度は高値となることが多い。高値となる理由として、主要排泄経路である腎クリアランス低下、glycation反応の標的となる血漿タンパク質の蓄積に伴うMaillard反応亢進などが挙げられる。リウマチ様関節炎、重症アトピー性皮膚炎でも高値の報告がある。また、ヒト硬膜や皮膚コラーゲンでは加齢に伴うペントシジン蓄積が確認され、その組織中含量と老化との関連が示唆される。なお、ペントシジン生成には糖化(glycation)に加え酸化(oxidation)過程を含むため、酸化ストレスの関与も含めてAGEsの病態生理学的意義を多面的に探究する上で有用と考えられる。


