研究検査 掲載内容は、2024 年 7 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
08708 |
8-OH-dG8-hydroxy-2-deoxyguanosine |
|
25 |
凍 |
EIA | ng/mg・Cr 4.4~26.0 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
08708 |
8-OH-dG8-hydroxy-2-deoxyguanosine |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
25 |
凍 |
EIA |
基準値 (単位) |
所要 日数 |
---|---|
ng/mg・Cr 4.4~26.0 |
備考
「研究検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。
容器
容器番号25:尿一般容器
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 8-OH-dG,
尿中アクアポリン2
検査項目解説
測定意義
加齢、喫煙、がんの進行、糖尿病などで尿中に増加する増加するDNAの損傷マーカーである。酸化ストレスマーカーとして様々な疾患の病態把握の研究に用いられる。
8-OHdGは8-hydroxy-2'-deoxyguanosineの略でありDNAを構成する塩基の1つであるdeoxyguanosineの8位がヒドロキシ化された構造を持つ。DNA損傷後に修復で不要になった8-OHdGは速やかに細胞外に排出され血中を経て尿中に排出される。
酸化ストレスとは生体中の活性酸素種と抗酸化システムのバランスとして定義されており、さまざまな疾病において酸化ストレスが関与していることは明らかになっている。
8-OHdGは加齢、喫煙、がんの進行、糖尿病などで増加することが報告されており、今後も酸化ストレスマーカーとしてさまざまな疾患の病態把握の研究に役立つ。
掲載論文
- 尿中8-OHdG
鷲澤尚宏: 外科と代謝・栄養, 52(2), 141-144, 2018.[link] - Review Analysis of 8-OH-dG and 8-OH-Gua as Biomarkers of Oxidative DNA Damage
Hiroshi Kasai, et al.: Genes and Environment, 30(2), 33-40, 2008.[link] - 酸化的ストレスによる8-OH-dGの生成と修復酵素の応答
河井一明,他: 日本環境変異原学会誌, 26, 143-148, 2004.[link] - 増殖糖尿病網膜症における酸化ストレスによる細胞傷害
佐藤浩章, 他: 臨床眼科, 58(2), 211-216, 2004.[link]