研究検査 掲載内容は、2025 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10992 |
尿中アクアポリン2 |
|
25 |
凍 |
EIA | ng/mL 16.9 未満 |
項目 コード |
検査項目 |
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10992 |
尿中アクアポリン2 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
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|
25 |
凍 |
EIA |
基準値 (単位) |
所要 日数 |
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ng/mL 16.9 未満 |
検査項目解説
測定意義
尿中AQP2の排泄動態を追うことで水透過性に関わる疾患の研究に有用である。
アクアポリン2(AQP2)は尿の濃縮の最終調整が行われる腎臓の集合管に発現しており、イオンや他の物質は透過させない水分子のみを通す水チャネル(アクアポリン)として存在し体内の水分量調節に関与している。
下垂体から分泌されるバソプレッシンの刺激により集合管の水透過性は増し、水は再吸収され尿は濃縮される。尿中AQP2の排泄量は尿濃縮の低下する疾患では低くなり尿濃縮力が亢進する疾患では増加する。この排泄もバソプレッシン反応性であることが示されている。尿中AQP2の排泄動態を追うことで水透過性に関わる疾患の研究に役立つ。