研究検査 掲載内容は、2024 年 7 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
27297 |
タイチンtitin |
|
25 |
凍-70℃以下 |
EIA | pmol/mg・Cr |
項目 コード |
検査項目 |
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27297 |
タイチンtitin |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
25 |
凍-70℃以下 |
EIA |
基準値 (単位) |
所要 日数 |
---|---|
pmol/mg・Cr |
備考
「研究検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。
容器
容器番号25:尿一般容器
- 容量: 10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 8-OH-dG,
尿中アクアポリン2
検査項目解説
測定意義
筋組織に特異的に存在するタンパク質で筋肉の損傷マーカーとなる検査である。筋ジストロフィーやサルコペニアの進行を確認する項目としても報告されている。
タイチンは、筋原線維構成タンパク質の1つでコネクチンとも呼ばれ、筋肉中の各フィラメント(筋繊維)をつなぐ役割を有し、筋収縮に関与している。タイチンは分子量は3,816,000であり、生体内に存在する最も大きなタンパク質で、筋組織に特異的に存在する。
尿中のタイチン分解物を測定することにより筋肉損傷を評価することできるため、臨床研究では筋ジストロフィーやサルコペニアの進行を確認する項目として検討されている他、運動の効果確認などにも利用可能である。
掲載論文
- 筋緊張異常とリハビリテーション
根本明宜: 日本リハビリテーション医学会誌, 57(11), 1069-1076, 2020.[link] - 肥大型心筋症の遺伝子診断 -推進に向けての方策-
森田啓行, 他: 日本内科学会誌, 102(5), 1233-1242, 2013.[link] - Diagnostic and clinical significance of the titin fragment in urine of Duchenne muscular dystrophy patients
Hiroyuki Awano, et al.: Clin Chim Acta, 476, 111-116, 2018.[link] - Urinary Titin Is a Novel Biomarker for Muscle Atrophy in Nonsurgical Critically Ill Patients: A Two-Center, Prospective Observational Study
Nobuto Nakanishi, et al.: Critical Care Medicine, 48(9), 1327-1333, 2020.[link]