研究検査 掲載内容は、2026 年 2 月 2 日時点の情報です。
| 項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値 (単位) |
所要日数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
27809 |
コリバクチンcolibactin |
|
指定容器 96 |
冷蔵凍結不可 |
蛍光法 | (-) |
12~21日 |
| 項目 コード |
検査項目 |
|---|---|
27809 |
コリバクチンcolibactin |
| 採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
|---|---|---|---|
|
指定容器 96 |
冷蔵凍結不可 |
蛍光法 |
| 健常者参考値(単位) | 所要 日数 |
|---|---|
(-) |
12~21日 |
備考
項目
- 株式会社ヘルスケアシステムズに再委託しています。
- 抗生物質の服用中、および服用後1週間以内は検査を控えてください。
検体
- 検体は採取当日にご提出ください。
容器
- 糞便の採取は専用の指定容器をご使用ください。
検査項目解説
測定意義
一部の腸内細菌が産生する毒性物質を測定する検査である。大腸癌の発症リスク因子のひとつと考えられ大腸癌患者の70 %にコリバクチン産生菌が認められるとの報告がある。
2021年の国内大腸がん罹患者数は約15万人と報告され、臓器別のがん患者数で主要な割合を占め、罹患者数および死亡者数は増加傾向にある。大腸がんは進行が比較的緩徐で、ステージI・IIの早期であれば多くの患者で治癒が可能とされ、検診などによる早期発見がQOLに大きく反映する。大腸癌の発症原因は単一ではなく不明な点も多いが、腸内細菌が産生する毒性物質の関与が示唆されている。
コリバクチンは一部の腸内細菌が産生する毒性物質で、炎症に伴い産生が増加しうる。腸管細胞内に取り込まれたコリバクチンはDNAに結合・損傷を与えることが報告されており、発がん誘導機序の一端を担う可能性がある。大腸がん患者でコリバクチン産生菌の検出頻度が高いとの報告があり、発症リスク因子の一つとして検討されている。コリバクチン測定は精密検査受診への動機づけや新たな研究項目として活用可能である。
掲載論文
- 大腸菌が産生する発がんリスク因子「コリバクチン」の化学構造の全容解明
平山裕一郎, 他: 化学と生物, 60(3),123-130, 2022.[link] - 非常に不安定な天然物を安定な誘導体に変換し作用機序を解析する
平山裕一郎: ファルマシア, 58(7), 724, 2022.[link] - 21世紀における構造未決定天然物 大腸発がんリスク因子コリバクチンの生合成
恒松雄太: 有機合成化学協会誌, 76(5), 490-493, 2018.[link] - Isolation of New Colibactin Metabolites from Wild-Type Escherichia coli and In Situ Trapping of a Mature Colibactin Derivative
Tao Zhou, et al.: J Am Chem Soc, 143(14), 5526-5533,2021.[link]


