検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2018年10月1日時点の情報です。

入力コード 04011  統一コード 3J075 
項目名 δ-アミノレブリン酸(δ-ALA)
δ-aminolevulinic acid
実施料
112
判断料区分 尿便 
健康保険名称  δアミノレブリン酸(δ-ALA)(尿) 
検査方法
HPLC
検査材料
尿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 尿 1
66
冷蔵 +遮
報告所要日数
4~5日
基準値  
mg/L

2.2 以下

(参考値)

※産業衛生関連検査としてご依頼の場合の基準値は、【「特殊健診項目」名称および分布区分】を参照して下さい。

臨床的
意義 
ポルフォビリノーゲンの前駆物質。ポルフィリン症の鑑別診断、および鉛中毒のスクリーニングに用いる検査。
   δ-アミノレブリン酸(δ-ALA)は、ポルフィリン体の前駆物質である。グリシンおよびスクシニル-CoAからδ-アミノレブリン酸合成酵素の作用で合成される。

 δ-ALAは、δ-ALA脱水酵素によってポルフォビリノーゲンに代謝され、さらにウロポルフィリン→コプロポルフィリン→プロトポルフィリンを経てヘムの合成材料となる(チャート欄参照)。

 鉛を使う工場などでみられる鉛中毒患者では、δ-ALA脱水酵素などが障害される結果、δ-ALAの血中、尿中濃度が上昇する。したがって、ポルフィリン体、δ-ALAおよびポルフォビリノーゲンの測定は、ヘム合成過程に異常を示すポルフィリン症の鑑別、および尿中排泄増加の見られる鉛中毒のスクリーニング検査として有用であり、δ-ALAは鉛を取り扱う事業所において「鉛中毒予防規則」に定める血液中の鉛濃度、赤血球中プロトポルフィリンなどとともに測定が義務づけられている。

 ポルフィリン症の症状、所見については「ポルフォビリノーゲン」の項を参照。
高値を示す病態 
鉛中毒、急性肝性ポルフィリン症、急性間欠性ポルフィリン症、異型ポルフィリン症、遺伝性コプロポルフィリン症
低値を示す病態
低値側の臨床的意義は少ない
関連項目 鉛(Pb), ポルフォビリノーゲン, ウロポルフィリン, コプロポルフィリン定性, コプロポルフィリン定量 〈血液〉, コプロポルフィリン定量 〈尿〉, 赤血球プロトポルフィリン,
チャート 

「特殊健診項目」名称および分布区分

ヘム生合成の経路とポルフィリン代謝

ポルフィリン症の病型と鑑別診断

容  器 
提出容器

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