WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01045

デハイドロエピアンドロステロンサルフェート
(DHEA-S)

4D090-0000-023-052

血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

3週

冷蔵

CLEIA

μg/dL

包括169

D008 34

生Ⅱ

2~3日

項目
コード
検査項目

01045

デハイドロエピアンドロステロンサルフェート
(DHEA-S)

4D090-0000-023-052

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

 

 

 

01

 

 

3週

冷蔵

CLEIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/dL

包括169

D008 34

生Ⅱ

2~3日

備考

基準

  • チャート参照:「DHEA-S」基準値

診療報酬

  • 保険名称:内分泌学的検査/デヒドロエピアンドロステロン硫酸抱合体(DHEA-S)
  • 実施料:包括169
  • 診療報酬区分:D008 34
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)

チャート

「DHEA-S」基準値

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

市原清志: 日本臨床検査自動化学会会誌 37, (Suppl.1), 36, 2012.
増戸梨恵, 他: 医学と薬学 56, (3), 443, 2006.

検査項目解説

臨床的意義

男性ホルモンの中間代謝産物として測定される検査である。DHEAの硫化物で、より血中半減期が長い。

 デハイドロエピアンドロステロンサルフェート(DHEA-S)は、男性ホルモンの中間代謝産物である。

 主に副腎皮質から分泌され(性腺由来DHEA-Sは1 %程度)、その99 %以上が硫酸抱合体として存在している。年齢で変動し思春期前に低く、思春期にピークを迎えその後漸減するが、全年齢層で男性の方が女性よりやや高値をとる。

 DHEA-Sは、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)により分泌調節されるが、DHEAと比べ血中半減期が約6時間(DHEAの約15倍)と長いので、著明な日内変動を認めないという利点がある。主にクッシング症候群の病型判定や副腎皮質機能低下の診断に用いられる。

 思春期に月経不順や多毛を示す女性においては、遅発性先天性副腎過形成によるものが認められ、この診断には、ACTH負荷のDHEA-Sの測定が有用である。また、多毛症において副腎または性腺の異常によるものか鑑別するためには、デキサメサゾン負荷でのDHEA-Sの動態を調べる。

【高値を示す疾患】

副腎癌クッシング症候群思春期早発症

【低値を示す疾患】

シーハン症候群アジソン病ターナー<Turner>症候群クラインフェルター症候群思春期遅発症

備考

  • チャート参照:副腎皮質ホルモンの生合成経路と関連物質
    チャート参照:先天性副腎過形成症の検査診断

関連疾患

C74.9.4:副腎癌 C73-C75:甲状腺・内分泌腺腫瘍
E24.9.1:クッシング症候群 E20-E35:その他の内分泌疾患
E30.1.2:思春期早発症 E20-E35:その他の内分泌疾患
E23.0.9:シーハン症候群 E20-E35:その他の内分泌疾患
E27.1.1:アジソン病 E20-E35:その他の内分泌疾患
Q96:ターナー<Turner>症候群 Q90-Q99:先天性疾患
Q98.4.1:クラインフェルター症候群 Q90-Q99:先天性疾患
E30.0.1:思春期遅発症 E20-E35:その他の内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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