WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07595 |
T細胞系 CD4 |
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | 陽性細胞百分率 |
185 D016 2 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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07595 |
T細胞系 CD4 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
陽性細胞百分率 |
185 D016 2 免疫 |
2~3日 |
備考
項目
- 抗原分布:helper/inducer T細胞(HIV-レセプター)
「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項
- [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
診療報酬
- 保険名称:細胞機能検査/T細胞サブセット検査(一連につき)
- 実施料:185
- 診療報酬区分:D016 2
- 判断料区分:免疫学的検査
「T細胞サブセット検査」として免疫不全の診断目的に行なった場合に、検査方法にかかわらず、一連の算定となります。
容器
容器番号13:血液学容器
- 採取量: 2mL・3mL・4mL
- 添加剤: EDTA-2K
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
血液像,
血液型,
直接クームス試験,
遺伝子検査
検査項目解説
臨床的意義
モノクローナル抗体で検索される、ヘルパーT細胞の表面マーカーである。CD4/8比は免疫活動性の指標である。
CD(Cluster of DifferentiationもしくはCluster Designation)とは、同一の細胞集団または同一の細胞膜抗原や抗原エピトープを認識するモノクローナル抗体を、1つのカテゴリーにまとめたものである。CD分類はこれらのモノクローナル抗体を用いて検索され、形態学的には判別し難い細胞表面構造を免疫学的に特定する方法として広く用いられている。
CD4抗原は分子量59,000の糖タンパクで、遺伝子は染色体12pter-12に存在する。
CD4は、ヘルパー/インデューサーT細胞サブセット,胸腺細胞,単球/マクロファージなどのマーカーである(/は、and/orの意味)。また、CD4陽性細胞は正常胸腺細胞の80~95 %に発現している。
CD4抗原はHIVの結合部位と報告されており、HIV感染症ではHIVがCD4陽性細胞に感染し細胞を破壊するため、CD4が低値を示す。成人T細胞性白血病(ATL)ではHTLV-1の感染によりCD4陽性細胞が腫瘍化し増殖する。
健常者末梢血において、CD8陽性細胞はCD4陽性細胞と完全に相補的なサブセットを形成する。そのバランス(CD4/CD8比)はHIV感染をはじめとした免疫不全状態で低下し、多くの自己免疫性疾患で上昇が認められる。
なお、細胞表面抗原の解析では、CD陽性細胞の比率だけでなく、抗原の発現強度や他の関連したCD抗原検索結果も参照した上、総合的に判断する必要がある。
【高値を示す疾患】
多発性硬化症,重症筋無力症,関節リウマチ,全身性エリテマトーデス,シェーグレン症候群
【低値を示す疾患】
HIV感染症,B型肝炎,伝染性単核症,原発性胆汁性肝硬変
関連疾患
G35.5:多発性硬化症 → G35-G37:中枢神経系の脱髄疾患
G70.0.5:重症筋無力症 → G70-G73:神経筋接合部・筋の疾患
M06.9.2:関節リウマチ → M05-M14:炎症性多発性関節疾患
M32.9.3:全身性エリテマトーデス → M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.0.1:シェーグレン症候群 → M30-M36:全身性結合組織疾患
B16.9.1:B型肝炎 → B15-B19:ウイルス性肝炎
B27.9.3:伝染性単核症 → B25-B34:その他のウイルス性疾患
K74.3.3:原発性胆汁性肝硬変 → K70-K77:肝疾患
B24.6:HIV感染症 → B20-B24:ヒト免疫不全ウイルス病(HIV)
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.