WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 7 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

30417

遊離L鎖κ/λ比
(FLC)

5A141-0000-023-062

血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)

κ鎖 3.3~19.4 mg/L
λ鎖 5.7~26.3 mg/L
κ/λ比 0.26~1.65

388

D015 29

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

30417

遊離L鎖κ/λ比
(FLC)

5A141-0000-023-062

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

血清
0.4

 

 

01

 

 

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

κ鎖 3.3~19.4 mg/L
λ鎖 5.7~26.3 mg/L
κ/λ比 0.26~1.65

388

D015 29

免疫

2~3日

診療報酬

  • 保険名称:血漿蛋白免疫学的検査/免疫グロブリン遊離L鎖κ/λ比
  • 実施料:388
  • 診療報酬区分:D015 29
  • 判断料区分:免疫学的検査

高免疫グロブリン血症の鑑別のために測定した場合に算定できます。「遊離L鎖κ/λ比」と「免疫電気泳動(抗ヒト全血清)」および「免疫電気泳動(免疫固定法)」を併せて行った場合は、主たるもののみ算定できます。

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

守田由香, 他: 医学と薬学 74, (8), 945, 2017.

検査項目解説

臨床的意義

免疫グロブリンの構成成分軽鎖のうち血中に遊離したk、λ鎖を定量する検査である。

 免疫グロブリンは、液性免疫の主体をなすタンパク質であり、Bリンパ球から分化した形質細胞によって主に骨髄で産生される。成人では血中濃度が高い順にIgG,A,M,D,Eの5つのクラスが存在する。基本形としてそれぞれ、2本1組のheavy chain(H鎖)と、それより分子の小さいlight chain(L鎖)で構成されている。H鎖は免疫グロブリンのクラスにより立体構造が異なっているが、L鎖は各免疫グロブリンに共通で、2本1組のκ鎖またはλ鎖により構成される。このH鎖とL鎖が1組ずつ結合した形を基本構造として、免疫グロブリンは多クローン性といわれる多様な抗原に反応できる体制を整えている。

 血液系の悪性腫瘍である多発性骨髄腫(multiple myeloma:MM)は、特定クローンの形質細胞が腫瘍性に増殖し、単クローン性(monoclonal)の免疫グロブリン(M蛋白)を血中に多量に分泌する疾患である。腫瘍細胞の増殖で骨打ち抜き像と呼ばれる特徴的なレントゲン所見を呈し、M蛋白のため血清蛋白分画でMピークを、免疫電気泳動でM-bowを認め、末梢血の塗抹像で赤血球の連銭形成が認められる。

 前述のL鎖は、H鎖より40 %ほど多く分泌され、遊離L鎖(free light chain:FLC)として血中や尿中に検出される。遊離L鎖は通常、多クローン性であるが、MMでは単クローン性の遊離L鎖が増加し、ベンス・ジョーンズ蛋白と呼ばれる。

 κ鎖の血中半減期は2~4時間、λ鎖は約6時間である。FLCとして血中でのκ/λ比は約0.25~1.80程度であるが、MMなどの単クローン性の免疫グロブリンを産生する疾患を発症すると、κまたはλ鎖のどちらかが過剰に分泌されてバランスが崩れ、κ/λ比の上昇または低下が認められるようになる。International Myeloma Working Groupのガイドラインでは、monoclonal gammopathy of uncertain significance(MGUS)のスクリーニングに遊離κ/λ比を掲げている。また、遊離κ/λ比が増大または減少する症例で骨髄腫のリスクが高いとある。

【高値を示す疾患】

多発性骨髄腫形質細胞腫アミロイドーシス

関連疾患

C90.3.1:形質細胞腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
E85.9.1:アミロイドーシス E70-E90:代謝疾患
C90.0.5:多発性骨髄腫 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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