WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

02591

リポ蛋白(a)
[Lp(a)]

3F156-0000-023-062

血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

2週

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)

mg/dL

30.0 以下

107

D007 26

生Ⅰ

1~2日

項目
コード
検査項目

02591

リポ蛋白(a)
[Lp(a)]

3F156-0000-023-062

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

 

血清
0.5

 

 

 

01

 

 

2週

冷蔵

LA(ラテックス凝集比濁法)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mg/dL

30.0 以下

107

D007 26

生Ⅰ

1~2日

備考

検体

  • EDTA血漿も検査可。
  • チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

参考

  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/リポ蛋白(a)
  • 実施料:107
  • 診療報酬区分:D007 26
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

3月に1回を限度として算定できます。

チャート

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

検査項目解説

臨床的意義

LDLを構成するアポ蛋白B-100にアポ蛋白(a)が結合したリポ蛋白である。動脈硬化の独立した危険因子だが個人差が大きい。

 リポ蛋白(a)(Lp(a))は、リポ蛋白の亜型であり、低比重リポ蛋白(LDL)の一部を構成しているアポ蛋白B-100に、アポ蛋白(a)がS-S結合したものである。Lp(a)はLDLと同様にコレステロールを多く含むリポ蛋白であり、動脈壁へのコレステロールの沈着に直接関与する。また、血栓溶解因子であるプラスミノーゲンと構造的に近似している。このため、プラスミノーゲンが血小板などの凝固因子に結合する際に競合的阻害を起こし、血液凝固を引き起こすことなどが考えられている。

 Lp(a)には種々の表現型がある。表現型(アイソフォーム)の差は、クリングルと呼ばれる環状分子構造の個数の違いが原因で、分子量にして100,000~800,000の差がある。概して大分子であるほど、血中Lp(a)濃度は低い。cut-off値は表現型別に設定したほうがよいという意見もある。実際、日本人の血清Lp(a)濃度分布は正規分布を示さず、基準範囲は統計よりも臨床的データを加味して決められている。

 Lp(a)は、冠動脈硬化の独立した危険因子であることや虚血性心疾患の危険因子であることが報告されている。

 なお、血清Lp(a)濃度は遺伝的に規定されていると考えられており、年齢、栄養その他の環境因子の影響を受けにくいといわれている。また、個人差がきわめて大きく、年齢、性別による差はこれより小さい。

【高値を示す疾患】

冠動脈疾患動脈硬化症糖尿病脳梗塞

関連疾患

I25.1.5:冠動脈疾患 I20-I25:虚血性心疾患
I70.9.4:動脈硬化症 I70-I79:動脈・細動脈・毛細血管の疾患
E14.91:糖尿病 E10-E14:糖尿病
I63.9.4:脳梗塞 I60-I69:脳血管疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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