WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 有効治療濃度
採血時期
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

02942

FAX

サリチル酸
(アスピリン)

3M205-0000-023-271

血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

酵素法

μg/mL

抗リウマチ薬として
150~300
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

項目
コード
検査項目

02942

FAX

サリチル酸
(アスピリン)

3M205-0000-023-271

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

血清
0.3

03

 

02

 

 

4週

冷蔵

酵素法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/mL

抗リウマチ薬として
150~300
投与直前(トラフ)

管理料[470]

B001 2イ

2~3日

備考

項目

  • チャート参照:緊急報告対象項目とその基準

算定

  • チャート参照:特定薬剤治療管理料

参考

  • 主な商品名:アスピリン、ハフトロン、ヘパルス

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

診療報酬

  • 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
  • 実施料:管理料[470]
  • 診療報酬区分:B001 2イ

チャート

緊急報告対象項目とその基準
特定薬剤治療管理料

容器

容器番号03:汎用容器(分離剤なし)

  • 容量: 5.5mL・9mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 血中薬物濃度
    (血清の場合)

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

野口佳男, 他: 基礎と臨床 21, 511, 1987.

検査項目解説

臨床的意義

代表的な解熱・鎮痛剤である。胃粘膜障害や出血傾向の副作用に注意が必要である。

1.作用
 サリチル酸(アスピリン)は、代表的な解熱・鎮痛剤である。

 本剤は鎮痛・解熱作用があり、プロスタグランディン生合成抑制、痛覚刺激によるインパルス発生の抑制、中枢神経系を抑制することによる中枢作用、発痛物質の活性抑制などにより作用を発現すると考えられる。また、プロスタグランディン生合成抑制作用やさまざまな生体高分子との相互作用などにより、抗炎症作用(抗リウマチ作用)を発現すると考えられている。

 本剤1 gを健康成人男子に単回経口投与後、主に小腸より速やかに吸収され約2時間後(サリチル酸として)最高血中濃度に達し、半減期は2~5時間である。また、胎盤を通過し母乳にも移行する。

2.禁忌
 本剤またはサリチル酸系製剤に対し過敏症の既往歴のある患者、消化性潰瘍のある患者、重篤な血液の異常、肝障害、腎障害、心機能不全のある患者、アスピリン喘息またはその既往歴のある患者には投与しない。

3.採血時期
 次回投与直前(トラフ)。

【主に用いられる疾患】

血栓塞栓症

【副作用】

再生不良性貧血気管支喘息発作肝障害ショック出血

関連疾患

I74.9.2:血栓塞栓症 I70-I79:動脈・細動脈・毛細血管の疾患
D61.9.4:再生不良性貧血 D60-D64:その他の貧血
J46.2:気管支喘息発作 J40-J47:下気道疾患
K76.9.4:肝障害 K70-K77:肝疾患
R57.9.1:ショック R50-R69:全身症状・徴候
R58.4:出血 R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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