WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

04529

エンドトキシン定量
《ES法》

5E048-0000-019-297

開栓厳禁

 

血液
3

指定容器 

 

51

 

5日

冷蔵凍結不可

比濁時間分析法

pg/mL

5.0 未満

236

D012 50

免疫

2~3日

項目
コード
検査項目

04529

エンドトキシン定量
《ES法》

5E048-0000-019-297

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

開栓厳禁

 

血液
3

指定容器 

 

51

 

5日

冷蔵凍結不可

比濁時間分析法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

pg/mL

5.0 未満

236

D012 50

免疫

2~3日

備考

検体

  • 検体はエンドトキシンフリーの専用容器にて無菌的に採取してください。
  • チャート参照:微生物学検査のご依頼について【検体採取・保存方法】4)血液・穿刺液
  • コンタミネーション防止などのため、検体採取後は容器を開栓しないでください。

診療報酬

  • 保険名称:感染症免疫学的検査/エンドトキシン
  • 実施料:236
  • 診療報酬区分:D012 50
  • 判断料区分:免疫学的検査

「エンドトキシン」、「プロカルシトニン」、「プレセプシン」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定できます。

チャート

微生物学検査のご依頼について

容器

容器番号51:血中エンドトキシン・β-D-グルカン用容器

  • 採取量: 3mL
  • 添加剤: ヘパリンNa
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: エンドトキシン定量,
    (1→3)-β-D-グルカン

参考文献

石原美弥子, 他: 検査と技術 30, 739, 2003.

検査項目解説

臨床的意義

グラム陰性桿菌の細胞壁外膜を構成している菌体内毒素を定量する検査である。

 エンドトキシンとは、グラム陰性桿菌の細胞壁外膜の表層を構成している成分のひとつで、リポ多糖体(lipopolysaccharide:LPS)である。

 エンドトキシンは、ごく微量でも血中に入ると発熱を引き起こす他、ショック、血管内凝固、リンパ球活性化など、多くの生理活性を有する。血中エンドトキシンの測定は、重篤な基礎疾患を持つ真菌、グラム陰性桿菌感染症や、エンドトキシン・ショックの迅速診断法として有用である。

 エンドトキシンの測定原理は、カブトガニの血球抽出物(limulus amebocyte lys-ate:LAL)にエンドトキシンを添加することにより、ゲル化が起こることを利用したもので、カブトガニの学名から一般にリムルス試験と呼ばれる。また、LALは、エンドトキシンのみでなく、真菌の細胞壁構成成分である(1→3)-β-D-グルカンによっても、ゲル化が引き起こされる。

 このリムルス試験の反応において、エンドトキシンはC因子を活性化させ、β-D-グルカンはG因子を活性化させる。ES法は、G因子の活性を阻害する緩衝液(ES)でLALを溶解したもので測定を行う方法である。したがって、ES法は、エンドトキシンを特異的に測定している。

【高値を示す疾患】

グラム陰性桿菌敗血症グラム陰性桿菌感染症エンドトキシン性ショック

関連疾患

A41.5.2:グラム陰性桿菌敗血症 A30-A49:細菌性疾患
A49.9.4:グラム陰性桿菌感染症 A30-A49:細菌性疾患
R57.8.1:エンドトキシン性ショック R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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