検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00554

FAX

血小板数 (PLT)

2A050-0000-019-309

EDTA加血液
2

13

冷蔵凍結不可

電気抵抗検出法

×104/μL

14.0~34.0

21

D005 5

血液

1~2日

項目
コード
検査項目

00554

FAX

血小板数 (PLT)

2A050-0000-019-309

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
2

13

冷蔵凍結不可

電気抵抗検出法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

×104/μL

14.0~34.0

21

D005 5

血液

1~2日

備考

項目

  • チャート参照:緊急報告対象項目とその基準(透析患者検体は除外)

依頼

  • 依頼書で「血液5種」を依頼すると「白血球数」「赤血球数」「ヘモグロビン」「ヘマトクリット」「血小板数」の5項目をご報告します(こちらの5項目に加えて白血球像が必要な場合は「血液6種」をご依頼ください)。

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液形態・機能検査/末梢血液一般検査
  • 実施料:21
  • 診療報酬区分:D005 5
  • 判断料区分:血液学的検査

実施料は、「末梢血液一般検査」として一連の算定となります。

チャート

緊急報告対象項目とその基準

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量:
    2mL・3mL・4mL
  • 添加剤:
    EDTA-2K
  • 保管方法・有効期間:
    常温
    容器および箱表示
  • 主な検査項目:
    末梢血液一般検査,血液像,血液型,直接クームス試験,遺伝子検査,その他

臨床的意義

止血機構の中心を担う血球成分。自己抗体やDICなどによる消費の亢進、骨髄疾患や肝硬変で減少をみる。

 止血機構の中心を担う血球成分である。直径2~4μm、核はなく、細胞内に血小板第3、第4因子、β-トロンボグロブリン、PDGF(platelet-derived growth factor)など数々の活性分子を有する。

  一般に血小板が増加する病態は稀であるが、減少する場合は骨髄での産生低下(再生不良性貧血など)、破壊亢進(特発性血小板減少性紫斑病など)などが知られている。肝硬変では産生低下と分布異常、さらに自己抗体の影響を受け血小板が減少する。一般に血小板数が3万/μLを下回ると、四肢に紫斑が現れ、月経は遷延し、脳出血を来たすおそれが高まるため、すみやかな対応が要求される。

 血小板の測定に誤差を生じる要因としては次の様なことが考えられている。

 1. 偽性血小板減少症(検体内に生じた「血小板凝集」によるみかけ上の減少)
 2. 血小板の大きさの異常(大きさの大小・血小板)
 3. 採血手技・採血時間経過等による凝集

 これらが疑われる場合、血小板数の値は真の値より低値をとる。確認には、塗抹標本を作製し、血小板の形態を確認し、減少がみられるかを確認する。
末梢血の塗抹標本で血小板だけが凝集している現象で、血液全体が凝集する現象ではない。抗凝固剤として最も一般的なEDTAを用いた採血で、稀に認められる。

【高値を示す病態】
 [腫瘍性] 本態性高血小板血症、慢性骨髄性白血病、真性多血症
 [反応性] 出血、摘脾後
【低値を示す病態】
 [産生低下] 再生不良性貧血、急性白血病、巨赤芽球性貧血
 [破壊亢進]
 ・特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、抗血小板抗体、血小板関連IgGが検出される
 ・血栓性血小板減少性紫斑病、播種性血管内凝固症候群(DIC)、バンチ症候群
 [分布異常] 肝硬変(産生そのものの低下もみられる)

参考文献

巽 典之, 他: 日臨検自動化会誌 12, 102, 1987.

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記載内容について

記載内容について

検査項目名称

すでに日本語化しているドイツ語はそのままとし、それ以外のものはアメリカ英語読みに従いました。ただし、アイソザイムのようにほぼ日本語化している検査項目名称については慣例に従いました。また、略号が通例化しているものは、略号をもって検査項目名称としました。

「検査項目名」欄:JLAC10コード

JLAC10コード(日本臨床検査医学会が制定した臨床検査コード)より設定

JLAC10コード(日本臨床検査医学会が制定した臨床検査コード)より設定

検査材料に関する主な用語

検査材料 概要
血液 検査のために採取していただく肘静脈血を表します。
~加血液 採血後速やかに添加剤を混和した血液を表します。
添加剤の種類により、「EDTA加血液」、「ヘパリン加血液」、「クエン酸加血液」、「NaF加血液」などと表示します(所定の添加剤入り弊社指定容器に血液を採取してください)。
~血漿 採血後速やかに添加剤を混和し、遠心分離によって得られた血漿を表します。添加剤の種類により、「EDTA血漿」、「ヘパリン血漿」、「クエン酸血漿」などと表示します。なお、単に「血漿」とあるものについては、「備考」欄に添加剤の種類を別記しています。
血清 採血後、血餅の収縮を待って遠心分離して得られた上清を表します。特に添加剤を用いる必要のある場合は、その旨を「備考」欄に記載しています。
尿 原則として自然排尿された尿を表します。なお、「蓄尿」を要する場合、「備考」欄に使用する防腐剤の種類を別記しています。採尿方法については,以下を参考としてください。 1) 普通尿の場合: 新鮮尿を清潔な乾燥した容器に直接排尿するか,清潔な乾燥した携帯便器に排尿させ,指定の検体容器に直接 移し替えます. 2) 中間尿の場合: 清潔な排尿容器を手に持ち,放尿を開始します.最初は便器に排尿し,大体排尿が半ばに達した頃,排尿を中断 せずにそのまま採尿容器に放尿し,終わりに近づいた頃,再び便器に放尿します. 3) 無菌尿の場合: 男女とも陰部を刺激の少ない消毒液で洗浄しておき,清潔で乾燥した容器に中間尿を採尿します.細菌検査など の場合には,膀胱カテーテル法を用いて採尿しても構いません.

「容器」欄の番号

検体採取および提出時に用いる容器の種類は、巻末「容器一覧表」の頁に掲載する容器番号で表しています。また、容器番号の網掛け色は容器キャップの色を表しています。

「保存方法」欄の用語

提出材料の保存条件です(採取した材料そのものの保存条件ではありません)。検査項目によっては、検査成績が保存状態の影響を明らかに受けるものもありますので,お取り扱いにご注意ください。

必ず凍結(-10℃以下)保存してください。凍結温度指定のあるものは、その旨を記載しています。なお、凍結指定の項目については原則として単独検体でのご提出をお願いします。
4℃前後で保存してください。また、数日以上にわたって保存される場合は、凍結していただくようお願いします。なお,凍結不可の材料については、その旨を記載しています。
常温保存してください(20℃前後)。

「保存方法」欄:検体の安定性

適正な検査結果をお届けすることができる、検体採取後における提出用材料の保存安定性の維持期間です。

「基準値」欄の用語

M:男性(Male) F:女性(Female)

「基準値」欄の単位記号

L liter(=1,000mL)
dL deciliter(=100mL)
mL milliliter
mm3 cubicmillimeter
μ3 cubicmicron
g gram
mg milligram(=0.001g)
μg microgram(=0.001mg)
ng nanogram(=0.001μg)
pg picogram(=0.001ng)
U Unit
UA Allergen Unit
mU milli Unit(=0.001U)
μU micro Unit(=0.001mU)
IU International Unit
AU Arbitrary Unit
BU Bethesda Unit
RLU Relative Light Unit
R.U. RPR Units
T.U. Titer Units
U mmol millimole(=0.001mol)
μmol micromole(=0.001mmol)
nmol nanomole(=0.001μmol)
pmol picomole(=0.001nmol)
fmol femtomole(=0.001pmol)
mEq milli Equivalent
FE Fibrinogen Equivalent
BCE Bone Collagen Equivalent
mOsm milli Osmole
sec second
U min minute
h hour
% percent
permill
SI Stimulation Index
cpm count per minute
RBC Red Blood Cell
LogIU Log International Unit

マーク表記の一覧

マーク一覧
倫理対象 遺伝学的検査など倫理的な配慮が必要な項目です。
曜日指定 指定曜日のみ受託可能です。
単独検体 他の項目とは別に,専用の検体としてご提出ください。
複数検体 ペア検体での出検が必要な項目です。
指定容器 必ず指定容器でご提出ください。
溶血不可 溶血検体は検査値に影響を及ぼすため避けてください。
酸性蓄尿不可 酸性蓄尿は検査値に影響を及ぼす場合がありますので避けてください。
開栓不可 コンタミネーション防止などのため,検体採取後は容器を開栓しないでください。
遠心 遠心分離してください。
冷遠 冷却下で遠心分離してください。
遮光 遮光 直射日光や蛍光灯などを避け,遮光した容器でご提出ください。
診療報酬算定における,慢性維持透析患者外来医学管理料の包括対象となる項目です。
診療報酬算定における,手術前医学管理料の包括対象となる項目です。
FAX 緊急報告値が検出された場合に,速やかにご報告する項目です。
総合検査依頼書(弊社の標準的な依頼書)のマークチェックでご依頼が可能な項目です。
指定依頼書 使用する依頼書の種類に指定があります.備考欄に記しています。
専用依頼書 使用する依頼書の種類が通常外です.専用の依頼書があります。
遺伝学依頼書 使用する依頼書の種類は,「遺伝学的検査依頼書【遺伝子検査】」です。
先天依頼書 使用する依頼書の種類は,「遺伝学的検査依頼書【先天異常・染色体検査】」です。
本年度版で新たに掲載された検査項目です。