WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01306

血液塗抹標本 ALP染色

2A180-0000-034-612

血液塗抹標本
4枚以上

20

常温

朝長法

各27加算

D005 6注

血液

2~4日

項目
コード
検査項目

01306

血液塗抹標本 ALP染色

2A180-0000-034-612

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液塗抹標本
4枚以上

20

常温

朝長法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

各27加算

D005 6注

血液

2~4日

備考

項目

  • 「ALP染色」の固定方法については、あらかじめお問い合わせください。なお、骨髄液塗抹標本にて「ALP染色」をご依頼の場合は、染色のみ実施します。

検体

  • ALP染色固定法:標本作製後、十分風乾し調整済み固定液(-5℃~-3℃)にて固定(5秒間)し、流水で15~30秒水洗いした後、十分乾燥してご提出ください。

診療報酬

  • 保険名称:血液形態・機能検査/末梢血液像(鏡検法)+特殊染色加算
  • 実施料:各27加算
  • 診療報酬区分:D005 6注
  • 判断料区分:血液学的検査

容器

容器番号20:プレパラート

  • 容量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血液像,細胞診

参考文献

安達真二: Med. Technol.(別冊染色法のすべて), 242, 1988.

検査項目解説

臨床的意義

末梢血の塗抹標本を用いてALP染色し、NAPスコアを算出する検査である。成熟好中球で陽性となりCMLで低値をとる。

 成熟好中球のアルカリフォスファターゼ(neutrophil alkaline phosphatase:NAP)の活性は、骨髄でなく末梢血塗抹標本にて検査を行う。染色された個々の好中球にみられるアルカリフォスファターゼの活性度をその染色状態により0~5点のスコアで表し、100個の好中球について、その和を求めたものを陽性指数(NAPスコア)という。

 NAPスコアの値で特に臨床的意義が高いのは、慢性骨髄性白血病(chronic myeloid leukemia:CML)と類白血病反応の鑑別(前者で低値、後者は高値)である。この他に急性骨髄性白血病(M2で低値)や骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome:MDS)における異形成好中球の指標、真性と二次性の赤血球増多症の鑑別(二次性で低値)に利用される。

 さらに、CMLの経過中にNAPスコアの上昇をみた場合は、急性転化や細菌感染の合併を想定する。

【異常を示す疾患】

急性リンパ性白血病急性骨髄性白血病慢性骨髄性白血病真性赤血球増加症骨髄線維症発作性夜間ヘモグロビン尿症再生不良性貧血赤白血病骨髄異形成症候群類白血病反応

関連疾患

C91.0.16:急性リンパ性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.0.3:急性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.1.1:慢性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D45.1:真性赤血球増加症 D37-D48:その他の腫瘍
D47.4:骨髄線維症 D37-D48:その他の腫瘍
D59.5.1:発作性夜間ヘモグロビン尿症 D55-D59:溶血性貧血
D61.9.4:再生不良性貧血 D60-D64:その他の貧血
C94.0.1:赤白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D46.9.1:骨髄異形成症候群 D37-D48:その他の腫瘍
D72.8.16:類白血病反応 D70-D77:その他の血液疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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