検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

入力コード 00152  統一コード 5C070 
項目名 CRP 《定性》
C-reactive protein, qualitative
実施料
16
判断料区分 免疫 
健康保険名称  血漿蛋白免疫学的検査/C反応性蛋白(CRP)定性 
検査方法
LA(ラテックス凝集比濁法)
検査材料
血清
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血清 0.5
01
冷蔵
検査材料備考

※チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

報告所要日数
1~2日
基準値(単位)  

(-)

臨床的
意義 
代表的な急性相反応物質。炎症性疾患や体内組織の崩壊がある場合に血中で増加し、炎症マーカーとして用いられる。
   CRPは肺炎球菌のC多糖体と沈降反応を起こすことにより発見された血清蛋白で、急性相反応物質と呼ばれる炎症性疾患で上昇する一群の蛋白の一種である。

 分子量は約105kDaでIgMのように5つのサブユニットが環状に結合した構造をとる。血液その他の体液中に広く分布し、血流を通じて炎症の場に達し、壊死に陥った細胞膜のリン脂質と結合して、補体の活性化、リンパ球機能の活性化、貪食細胞機能促進など生物学的変化を起こし、それらを通じて炎症により生じた体内の病的産物を除去する作用を持つ。

 CRPは、急性炎症あるいは組織崩壊性病変で増加する代表的な炎症マーカーであり、炎症性病巣の存在や病変の程度を鋭敏に反映する。このため感染症、膠原病など炎症性疾患の活動性や重症度、経過観察および予後判定の指標として用いられる。

 CRPには性、年齢、食事、運動、採血時間などによる影響はほとんどみられない。新生児では、きわめて低い値(数μg/dL程度)で存在している。新生児感染症では早期より上昇を示し、臍帯血中から高感度CRP測定にて検出可能である。

 一般にCRPと赤沈とは共通の病態で変動を示すが、感染症の指標としてはCRPの方が増減が早く鋭敏である。一方、貧血、ネフローゼ症候群、ウイルス性感染症(一般に、陽性でもその程度は弱いため血清アミロイドA蛋白;SAAが有用)、良性腫瘍では赤沈のみ陽性となる場合がある。なお、膠原病の経過観察において、CRPが陽性化してくれば赤沈が正常であっても再発、再燃の可能性があり、また、赤沈が亢進していてもCRPが陰性化すれば活動性が鎮静化に向かっていると推定される。

【高値を示す病態】
 [様々な炎症性疾患] 細菌・ウイルス感染症、リウマチ熱、関節リウマチ、悪性腫瘍、悪性リンパ腫、熱傷、外傷、急性心筋梗塞、外科手術後、抗凝固剤投与時 など
関連項目 蛋白分画 (PR-F), 抗ストレプトキナーゼ (ASK), プレアルブミン, α1アシドグリコプロテイン (α1AG), α2マクログロブリン, α1アンチトリプシン (α1AT), 白血球数 (WBC),
 

※チャート参照:透析管理料の対象項目です。
チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

算定備考

「アミロイドA」を「CRP定性」または「CRP定量」と併せて測定した場合は、主たる項目のみ算定できます。

チャート 

実施料について2

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)

容  器 
提出容器

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