検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

入力コード 00587  統一コード 2A240 
項目名 血液塗抹標本 鉄染色
iron stain, blood
実施料
各27加算
判断料区分 血液 
健康保険名称  血液形態・機能検査/末梢血液像(鏡検法)+特殊染色加算 
検査方法
ベルリンブルー
検査材料
血液塗抹標本
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 血液塗抹標本 2枚以上
20
常温
報告所要日数
2~4日
臨床的
意義 
血液又は骨髄塗抹標本を用いて、非ヘモグロビン鉄を染色し、鉄代謝異常の有無を形態学的に調べる検査。貧血の鑑別診断に有用。
   貧血の鑑別診断に用いられる検査である。

 鉄染色は、赤血球内の非ヘモグロビン鉄を染め出し、鉄代謝異常の有無を形態学的に検索するものである。

 骨髄には、非ヘモグロビン鉄であるヘモジデリンが細胞質内に認められる赤芽球(鉄芽球; sideroblast)のほか、鉄赤血球(siderocyte)や、過剰の鉄がミトコンドリア内に沈着し、核周の1/3以上を取り巻くようになった環状鉄芽球(ringed sideroblast)が存在する。

 これらのうち、鉄芽球の赤芽球100個に対する割合(%)と、環状鉄芽球出現の有無を骨髄穿刺液で調べるのが本検査である。

 鉄代謝異常、すなわち鉄の過剰(骨髄異形成症候群、鉛中毒)、鉄不足(鉄欠乏性貧血など)、鉄の移動性の低下(膠原病、慢性炎症)などの診断に有用である。

【高値を示す病態】
 [sideroblastの割合が高値の場合] 巨赤芽球性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血、鉄芽球性貧血(ringed sideroblastの検出)、骨髄異形成症候群RARS(ringed sideroblastの検出)
【低値を示す病態】
 [sideroblastの割合が低値の場合] 鉄欠乏性貧血、悪性腫瘍、感染症、膠原病
関連項目 Single-color解析による細胞表面マーカー検査 (リンパ球サブセット検査), Two-color解析による細胞表面マーカー検査 (リンパ球サブセット検査), 白血球数 (WBC), 白血球像, 血液塗抹標本 ペルオキシダーゼ染色, 血液塗抹標本 エステラーゼ染色, 血液塗抹標本 PAS染色, 血液塗抹標本 ALP染色, 骨髄液塗抹標本 ペルオキシダーゼ染色, 骨髄液塗抹標本 エステラーゼ染色, 骨髄液塗抹標本 PAS染色,
容  器 
提出容器

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