WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
26594 |
トリプシンtrypsin3B185-0000-023-023 |
遠心
|
01 |
3週 冷蔵 |
EIA | ng/mL 100~550 |
189 D007 49 生Ⅰ |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
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26594 |
トリプシンtrypsin3B185-0000-023-023 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
3週 冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL 100~550 |
189 D007 49 生Ⅰ |
3~5日 |
備考
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/トリプシン
- 実施料:189
- 診療報酬区分:D007 49
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
河野幹彦, 櫻林郁之介: 医学と薬学 53, (5), 635, 2005.
宮谷博幸, 他: 医学と薬学 56, (5), 771, 2006.
検査項目解説
臨床的意義
膵臓にのみ存在するタンパク質分解酵素である。膵機能検査として特異性が高い検査である。
トリプシンは、膵臓から分泌され、201個のアミノ酸からなる分子量22,900のタンパク質分解酵素である。トリプシンは膵臓以外の臓器には存在しないため、膵特異性はアミラーゼやリパーゼより高く、膵疾患の検査に有用である。
一般に酵素は活性値を測定することが多いが、血中でのトリプシンはα1-アンチトリプシンやα2-マクログロブリンなどの阻害因子と結合しているため、通常は酵素活性でなくタンパク質量が測定される。
膵疾患、とりわけ急性膵炎で高値をとり、上昇期間がアミラーゼより長いため、特に回復期の膵炎診断に有用である。
【高値を示す疾患】
慢性膵炎急性増悪,急性膵炎,胆石症,薬物性急性膵炎,腎不全,腎障害
【低値を示す疾患】
1型糖尿病
関連疾患
K80:胆石症 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
K85.3:薬物性急性膵炎 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
N19.3:腎不全 → N17-N19:腎不全
N28.9.5:腎障害 → N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
K85.9.11:慢性膵炎急性増悪 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
K85.9.5:急性膵炎 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
E10.91:1型糖尿病 → E10-E14:糖尿病
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.