WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00039 |
総コレステロール |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
酵素法 | mg/dL 120~219 |
包括17 D007 3 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00039 |
総コレステロール |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
酵素法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
mg/dL 120~219 |
包括17 D007 3 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/総コレステロール
- 実施料:包括17
- 診療報酬区分:D007 3
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
「HDL-コレステロール」、「総コレステロール」、「LDL-コレステロール」を併せて実施した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定できます。
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
荻 三男, 田中富子: Med. Technol. 8, 1049, 1980.
検査項目解説
臨床的意義
原発性・続発性高コレステロール血症のスクリーニング検査として用いられる。
コレステロールとは、生体内に存在する脂質のひとつであり、ステロイドホルモンや胆汁酸の材料、細胞の膜構成成分として利用される重要な物質で、血中では約70 %がエステル型で存在する。
血中のコレステロールは、食物からの供給は3割に満たず、大半は体内での生合成で供給される。主たる合成臓器は肝臓である。肝臓から末梢へのコレステロール供給は、主にLDLコレステロールの形で運ばれ、末梢から肝臓への転送は、HDLコレステロールの形で行われる。
総コレステロールの測定は、原発性・続発性高コレステロール血症のスクリーニングに用いられる。肝臓での生合成障害、血中リポ蛋白の代謝異常、腸管での吸収障害などで総コレステロールは異常値となる。
総コレステロール値が低値の場合は、まず続発性を考慮し、原疾患の検索のため検査を進める。原発性の場合は、リポ蛋白分画や各種アポ蛋白の測定が病型の診断に有用である。
【高値を示す疾患】
甲状腺機能低下症,閉塞性黄疸,ネフローゼ症候群,肝癌,糖尿病,家族性高コレステロール血症
【低値を示す疾患】
甲状腺機能亢進症,低ベータリポ蛋白血症,無ベータリポ蛋白血症,肝障害
関連疾患
C22.0.1:肝癌 → C15-C26:消化器腫瘍
E14.91:糖尿病 → E10-E14:糖尿病
E78.0.5:家族性高コレステロール血症 → E70-E90:代謝疾患
E03.9.4:甲状腺機能低下症 → E00-E07:甲状腺疾患
K83.1.10:閉塞性黄疸 → K80-K87:胆嚢・胆管・膵の疾患
N04.9.3:ネフローゼ症候群 → N00-N08:糸球体疾患
K76.9.4:肝障害 → K70-K77:肝疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 → E00-E07:甲状腺疾患
E78.6.10:低ベータリポ蛋白血症 → E70-E90:代謝疾患
E78.6.11:無ベータリポ蛋白血症 → E70-E90:代謝疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.