WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
02494 |
メキシレチンmexiletine3L880-0000-023-205 |
遠心
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03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL 0.5~2.0 (不整脈患者) |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
02494 |
メキシレチンmexiletine3L880-0000-023-205 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mL 0.5~2.0 (不整脈患者) |
管理料[470] B001 2イ |
3~4日 |
備考
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:メキシチール、チルミメール
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
心室性不整脈に有効性が高い抗不整脈剤である。肝臓で代謝され、治療域の血中濃度幅が狭いため血中濃度測定が行われる。
1.作用
メキシレチンは、Naチャネル遮断薬で心室性不整脈に有効性が高い抗不整脈剤である。Vaughan Williams分類では、Ⅰb群に属している。
本剤の作用は心筋のペースメーカー活動(第4相)を抑制し、洞結節よりも心室筋における自動能を抑えて心室性の異常な自動興奮を抑制することにより発現する。
また、細胞膜反応性を高めることにより,伝導の不均一性が是正されて伝導ブロックやリエントリーを起こりにくくするという特徴がある。
本剤は経口投与後、約3~4時間で最高血中濃度に達し、半減期は約10時間である。投与後24時間で約60 %が尿中に排泄される。また、本剤は主に肝臓においてチトクロームP-450のCYP2D6およびCYP1A2により代謝を受ける。したがって、これらの代謝酵素を阻害する薬物の併用で血中半減期は延長を来す。
2.禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者や重篤な刺激伝導障害のある患者には投与しない。
3.採血時期
次回投与直前(トラフ)または投与後約3時間(ピーク)。
【主に用いられる疾患】
不整脈
【副作用】
心室頻拍,肝障害,腎不全,腎障害,錯乱発作
関連疾患
I49.9.2:不整脈 → I30-I52:その他の心疾患
I47.2.4:心室頻拍 → I30-I52:その他の心疾患
K76.9.4:肝障害 → K70-K77:肝疾患
N19.3:腎不全 → N17-N19:腎不全
N28.9.5:腎障害 → N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
R41.0.3:錯乱発作 → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.