WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01600 |
ジゴキシンdigoxin3L765-0000-023-024 |
遠心
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03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA | ng/mL 0.5~1.5 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01600 |
ジゴキシンdigoxin3L765-0000-023-024 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL 0.5~1.5 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
備考
項目
- チャート参照:緊急報告対象項目とその基準
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:ジゴシン
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
飯野一城, 他: 日臨検自動化会誌 27, 750, 2002.
検査項目解説
臨床的意義
代表的なジギタリス性強心配糖体である。特に腎機能が低下した患者で至適投与量を知るために血中濃度を測定する。
1.作用
ジゴキシンは、代表的なジギタリス性強心配糖体である。
ジギタリス製剤の主な作用は、心筋収縮力増強作用、迷走神経興奮作用、神経伝導系抑制作用(主に房室結節)、下位自動能亢進作用、中枢神経系に対する作用などである。
ジゴキシンは消化管から60~85 %程度吸収され、体内ではほとんど代謝を受けず大部分が腎臓より排泄される。半減期は約36時間である。排泄が腎依存性のため腎機能低下者の維持量はクレアチニンクリアランスによって決定されるが、簡便には通常投与量に血清クレアチニンの逆数を乗じた量を投与する方法が用いられる。
2.禁忌
房室・洞房ブロックのある患者、ジギタリス中毒の患者、閉塞性心筋疾患のある患者、ジスルフィラムを投与中の患者には投与しない。
3.採血時期
経口:次回投与直前(トラフ)または投与後6時間以降。
注射剤:次回投与直前(トラフ)または静注後3時間以降。
【主に用いられる疾患】
高血圧症,虚血性心疾患,うっ血性心不全,頻脈症
【副作用】
非閉塞性腸間膜虚血,悪心および嘔吐,めまい,頭痛
関連疾患
I10.5:高血圧症 → I10-I15:高血圧性疾患
I25.9.2:虚血性心疾患 → I20-I25:虚血性心疾患
I50.0.1:うっ血性心不全 → I30-I52:その他の心疾患
R00.0.4:頻脈症 → R00-R09:循環器系・呼吸器系の症状
K55.0.17:非閉塞性腸間膜虚血 → K55-K64:その他の腸疾患
R11:悪心および嘔吐 → R10-R19:消化器系・腹部の症状
R42.1:めまい → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R51.16:頭痛 → R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.