WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
04585 |
クロチアゼパム |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
4~6日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
04585 |
クロチアゼパム |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL |
4~6日 |
備考
参考
- 主な商品名:リーゼ
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
心身症、自律神経失調症に用いられるベンゾジアゼピン系の抗不安剤である。連用により薬物依存を生じることがあるので、用量用法には注意が必要である。
1.作用
クロチアゼパム(C16H15ClN2OS)は、ベンゾジアゼピン系の抗不安剤で、心身症における不安、緊張、睡眠障害や、自律神経失調症のめまい、肩こりの改善、麻酔前投薬などに用いられる。
その薬理作用は、視床下部および大脳辺縁系、特に扁桃核に存在するベンゾジアゼピンレセブターに作用して、不安、緊張状態を改善する。
成人男性34人への5 mg経口投与時の動態は、Tmax:0.78±0.31、Cmax:153.2±40.2、T1/2:6.29±2.27である。
比較的安全な薬であるが、フェノチアジン誘導体やバルビツール酸誘導体系の中枢神経抑制剤やアルコールとの併用は相加的な作用増強を示すことがある。また、MAO阻害剤との併用はクロチアゼパムの肝臓での代謝を抑制するため使用に注意する。
2.禁忌
急性狭隅角緑内障の患者、重症筋無力症患者には投与しない。
【主に用いられる疾患】
不安障害,睡眠障害
【副作用】
振戦,痙攣,傾眠,めまい,頭痛
関連疾患
F41.9.1:不安障害 → F40-F48:神経症性障害
G47.9.1:睡眠障害 → G40-G47:挿間性・発作性疾患
R25.1.8:振戦 → R25-R29:神経系・筋骨格系の症状
R25.2.15:痙攣 → R25-R29:神経系・筋骨格系の症状
R40.0:傾眠 → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R42.1:めまい → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R51.16:頭痛 → R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.