WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
26781 |
トリアゾラムtriazolam3L487-0000-023-205 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS | ng/mL |
4~6日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
26781 |
トリアゾラムtriazolam3L487-0000-023-205 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 凍 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL |
4~6日 |
備考
参考
- 主な商品名:ハルシオン
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
催眠鎮静作用のある超短時間作用型のベンゾジアゼピン系薬剤である。効果には個人差があり、依存性や離脱症状、健忘といった重大な副作用を持つ。
1.作用
トリアゾラム(C17H12Cl2N4)は、ベンゾジアゼピン系の超短時間作用型睡眠導入剤である。麻酔前投薬や、睡眠障害の改善に用いられる。
主な作用機序として、中枢神経系の代表的な抑制性伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)の受容体と複合しているベンゾジアゼピン受容体に作用し、GABA受容体のクロライドチャネルの開口作用を増強することで興奮を抑制する。ベンゾジアゼピン受容体には催眠作用に関わるω1受容体と、抗不安作用、筋弛緩作用に関わるω2受容体があり、トリアゾラムはω1受容体に作用する。
健康成人男性に0.5 mg経口投与すると、約1時間で最高血中濃度に達する。半減期は約3時間である。
トリアゾラムとトラコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾールなどの抗真菌薬との併用により、トリアゾラムの血中濃度が上昇し、作用の増強および作用時間の延長が起こる恐れがある。
2.禁忌
本剤に対し過敏症の既往歴のある患者、急性閉塞隅角緑内障の患者、重症筋無力症の患者、イトラコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール、ミコナゾール、HIVプロテアーゼ阻害剤(インジナビル、リトナビルなど)、エファビレンツ、テラプレビルを投与中の患者への投与は禁忌とされている。
【主に用いられる疾患】
不眠症
【副作用】
薬物依存,動悸,悪心および嘔吐,傾眠,めまい
関連疾患
G47.0.1:不眠症 → G40-G47:挿間性・発作性疾患
F19.2.2:薬物依存 → F10-F19:薬物・アルコール依存症
R00.2.2:動悸 → R00-R09:循環器系・呼吸器系の症状
R11:悪心および嘔吐 → R10-R19:消化器系・腹部の症状
R40.0:傾眠 → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R42.1:めまい → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.