WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 4 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
26311 |
カルシトニン |
遠心
|
01 ↓
02 |
2年 凍 |
ECLIA | pg/mL M 5.15 以下 |
包括130 D008 18 生Ⅱ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
26311 |
カルシトニン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 ↓
02 |
2年 凍 |
ECLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
pg/mL M 5.15 以下 |
包括130 D008 18 生Ⅱ |
2~3日 |
備考
検体
- EDTA血漿、ヘパリン血漿も検査可。
参考
- チャート参照:透析管理料の対象項目です。
診療報酬
- 保険名称:内分泌学的検査/カルシトニン
- 実施料:包括130
- 診療報酬区分:D008 18
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅱ)
容器
参考文献
北川 亘, 他: 医学と薬学 72, 97, 2015.
検査項目解説
臨床的意義
甲状腺から分泌されるペプチドで、血中カルシウム濃度を低下させる作用がある。甲状腺髄様癌において高値を示す。
カルシトニン(CT)は、分子量3,600、アミノ酸32個からなるペプチドホルモンである。
ヒトでは、主に甲状腺C細胞(傍濾胞細胞)より分泌され、副甲状腺ホルモンとともにカルシウムの調節に関わり、血中カルシウムを低下させる働きがある。また、腎臓での無機リン排泄促進による血清リン低下、破骨細胞の骨吸収を抑制して骨カルシウム含有量を保持するなどの働きがある。
正所性ホルモン産生腫瘍である甲状腺髄様癌で多量に分泌され、小細胞肺癌やカルチノイド症候群などの異所性カルシトニン産生腫瘍でも腫瘍からの産生がみられる。また、甲状腺髄様癌が疑われる患者で予想外の低値であった場合は、カルシウム負荷試験やガストリン負荷試験を行う。甲状腺髄様癌患者では正常者に比べ反応が過大である。
また、慢性腎不全では排泄不良などの原因で著しい高値を示すことが多い。
食事により刺激を受けるため、早朝空腹時の採血が望ましい。
【高値を示す疾患】
甲状腺髄様癌,褐色細胞腫,カルチノイド症候群,慢性腎不全,腎障害
関連疾患
D35.0.2:褐色細胞腫 → D10-D36:良性腫瘍
E34.0.1:カルチノイド症候群 → E20-E35:その他の内分泌疾患
N18.9.3:慢性腎不全 → N17-N19:腎不全
N28.9.5:腎障害 → N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
C73.4:甲状腺髄様癌 → C73-C75:甲状腺・内分泌腺腫瘍
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.