WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 12 月 2 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
03841 |
アルブミン |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
ネフェロメトリー法 | mg/dL 3,900~4,900 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
03841 |
アルブミン |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
ネフェロメトリー法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
mg/dL 3,900~4,900 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
2~3日 |
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/アルブミン(BCP改良法・BCG法)
- 実施料:包括11
- 診療報酬区分:D007 1
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
「蛋白分画」、「総蛋白」、「アルブミン」を併せて測定した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定できます。
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
飯村康夫, 他: 日本臨牀 42, (春季臨増), 1209, 1984.
検査項目解説
臨床的意義
肝臓で合成される血中の主たる輸送体タンパク質を測定する検査である。栄養状態の悪化や肝障害の程度を反映して低下する。
アルブミン(Alb)は、肝臓で合成され、分子量66,000の糖鎖を持たない均一な水溶性のタンパク質である。血清中のタンパク質の中では最も大量に存在し、約60 %を占めている。
Albは膠質浸透圧を維持し、血中のさまざまな物質の輸送体として働く一方、タンパク質代謝を反映するため、栄養状態の指標となる。さらに、Albは肝臓でのみ合成されるので、肝障害の程度の判定にも有用である。また、ネフローゼ症候群などの腎障害で、体内からAlbが失われる病態では低下する。
Albの測定には、ネフェロメトリー法と一般生化学検査で用いられる改良BCP法がある。改良BCP法では、以前用いられていたBCG法において認められていたα-グロブリンやβ-グロブリンとの交差反応がなく、Albに対する特異性が高いため、BCG法に比べ低値になる。また、ネフェロメトリー法は、元よりAlbに対する特異性が高いので、そのような影響はない。
【高値を示す疾患】
脱水症
【低値を示す疾患】
栄養失調,ネフローゼ症候群,肝疾患,全身性身体消耗
関連疾患
E86.7:脱水症 → E70-E90:代謝疾患
K70-K77:肝疾患 → K70-K77:肝疾患
R53.11:全身性身体消耗 → R50-R69:全身症状・徴候
E46.1:栄養失調 → E40-E46:栄養失調
N04.9.3:ネフローゼ症候群 → N00-N08:糸球体疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.