WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
08641 |
IgG-FcR+T細胞百分率percentage of T cell bearing receptors for IgG Fc portion5I040-0000-019-662 |
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 | % 5~20 |
193 D016 3 免疫 |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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08641 |
IgG-FcR+T細胞百分率percentage of T cell bearing receptors for IgG Fc portion5I040-0000-019-662 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
13 |
常温 |
フローサイトメトリー法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
% 5~20 |
193 D016 3 免疫 |
2~3日 |
備考
項目
- 受付曜日:月~土曜日
「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項
- [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。
「細胞形態検査」中分類共通の特記事項
- 土曜日受付可能な項目も日曜日、月曜日が連休となる場合は受託できません。
診療報酬
- 保険名称:細胞機能検査/T細胞・B細胞百分率
- 実施料:193
- 診療報酬区分:D016 3
- 判断料区分:免疫学的検査
「T細胞・B細胞百分率」と同時に測定した場合、実施料は一連の算定となります。
容器
容器番号13:血液学容器
- 採取量: 2mL・3mL・4mL
- 添加剤: EDTA-2K
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
血液像,
血液型,
直接クームス試験,
遺伝子検査
参考文献
松元康治, 他: 臨床免疫 16, 862, 1984.
網野信行, 他: 細胞性免疫機能検査のすべて, 102, 医歯薬出版, 東京, 1985.
検査項目解説
臨床的意義
免疫グロブリンのFc部分に対するレセプターを有したT細胞の割合を調べる検査である。本細胞は抗原非特異的に抗体産生を抑制する。
IgG-FcR+T細胞とは、免疫グロブリンのFc部分と結合して相互作用を行う膜表面レセプターをもったT細胞のことである。その機能としては抗原非特異的に抗体産生を抑制することが知られている。抑制機序は必ずしも明らかではないが、活性物質(immunoglobulin binding factor:IBF)を介した抑制機構が存在するのではないかと考えられている。
また、FcR+T細胞は液性免疫のみならず、細胞性免疫においても重要な機能を発揮していることが知られている。この場合、調節性細胞としての機能は明らかではないが、細胞傷害性T細胞やその前駆細胞に相当するといわれている。
本検査は、CD2とCD16の二重染色によるフローサイトメトリーにより測定する。CD2はpanT細胞マーカーであり、CD16はIgG FcRのマーカーであるため、その両方とも陽性である細胞がIgG-FcR+T細胞となる。
【高値を示す疾患】
免疫不全症,関節リウマチ
【低値を示す疾患】
伝染性単核症,多発性硬化症(増悪期),成人T細胞リンパ腫/白血病[HTLV-1関連],特発性血小板減少性紫斑病
関連疾患
M06.9.2:関節リウマチ → M05-M14:炎症性多発性関節疾患
D84:免疫不全症 → D80-D89:免疫機構の疾患
C91.5:成人T細胞リンパ腫/白血病[HTLV-1関連] → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D69.3.3:特発性血小板減少性紫斑病 → D65-D69:凝固障害
B27.9.3:伝染性単核症 → B25-B34:その他のウイルス性疾患
G35.5:多発性硬化症 → G35-G37:中枢神経系の脱髄疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.