WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

07537

曜日指定

好中球殺菌能neutrophil bacteriocidal capacity

5I990-0000-019-662

 

ヘパリン加血液
2

 

10

24時間

常温

フローサイトメトリー法

%

93~97

2~3日

項目
コード
検査項目

07537

曜日指定

好中球殺菌能neutrophil bacteriocidal capacity

5I990-0000-019-662

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

ヘパリン加血液
2

 

10

24時間

常温

フローサイトメトリー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

%

93~97

2~3日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(土曜日は受付不可)

検体

  • 貪食能、殺菌能を同時にご依頼の場合は血液2mLにて検査可。
  • 検体採取後、24時間以内に弊社検査室に搬入されるようお願いします。

「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

「細胞機能検査」中分類共通の特記事項

  • 土曜日受付可能な項目も日曜日、月曜日が連休となる場合は受託できません。

容器

容器番号10:ヘパリン容器

  • 採取量: 4mL・9mL
  • 添加剤: ヘパリンNa
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: アミノ酸分析,
    微量金属,
    染色体検査

参考文献

関 秀俊, 他: 臨床病理 33, 371, 1985.

検査項目解説

臨床的意義

好中球の活性酸素産生能を測定する検査である。活性酸素産生能の低下は反復する細菌感染症の原因となる。

 好中球は、生体防御機構を担う白血球であり、炎症時に病巣部に集まり細菌を貪食して殺菌する機能を持つ。活性酸素は、殺菌過程で重要な役割を果たしており、この産生能をフローサイトメーターを用いて測定することにより好中球の殺菌能を測定することができる。

 活性酸素産生障害のために細菌感染症を反復する最も頻度の高い疾患は、伴性遺伝疾患の慢性肉芽腫症(chronic granulomatous disease:CGD)である。CGD患者の好中球は、NADPH酸化酵素が欠損しているため、活性酸素産生能を全く示さないもの、正常者の数%~数十%程度に低下しているもの、あるいは正常の産生能を示す好中球と全く産生能を示さない好中球とが混在したモザイク型(CGDキャリアー)を示す場合がある。

 本症では白血球の貪食能は正常に働くが、酸素依存性殺菌機構が正常に働かず、反復性の細菌感染症を発症する。また、ミエロペルオキシダーゼなどの顆粒内諸酵素活性は正常値を示す他、体液性および細胞性免疫機構には異常がみられない。このことからも、感染防御におけるNADPH酸化酵素の重要性を認識できる。その他、糖尿病や肝硬変患者でも活性酸素産生能の低下が報告されている。

【低値を示す疾患】

慢性肉芽腫症糖尿病肝硬変症

関連疾患

E14.91:糖尿病 E10-E14:糖尿病
K74.6.13:肝硬変症 K70-K77:肝疾患
D71.9:慢性肉芽腫症 D70-D77:その他の血液疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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