WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00554

FAX

血小板数
(PLT)

2A050-0000-019-309

EDTA加血液
2

13

冷蔵凍結不可

電気抵抗検出法

×104/μL

14.0~34.0

21

D005 5

血液

1~2日

項目
コード
検査項目

00554

FAX

血小板数
(PLT)

2A050-0000-019-309

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
EDTA加血液
2

13

冷蔵凍結不可

電気抵抗検出法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

×104/μL

14.0~34.0

21

D005 5

血液

1~2日

備考

項目

  • チャート参照:緊急報告対象項目とその基準(透析患者検体は除外)

依頼

  • 依頼書で「血液5種」を依頼すると「白血球数」「赤血球数」「ヘモグロビン」「ヘマトクリット」「血小板数」の5項目をご報告します(こちらの5項目に加えて白血球像が必要な場合は「血液6種」をご依頼ください)。

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液形態・機能検査/末梢血液一般検査
  • 実施料:21
  • 診療報酬区分:D005 5
  • 判断料区分:血液学的検査

実施料は、「末梢血液一般検査」として一連の算定となります。

チャート

緊急報告対象項目とその基準

容器

容器番号13:血液学容器

  • 採取量: 2mL・3mL・4mL
  • 添加剤: EDTA-2K
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: 末梢血液一般検査,
    血液像,
    血液型,
    直接クームス試験,
    遺伝子検査

参考文献

巽 典之, 他: 日臨検自動化会誌 12, 102, 1987.

検査項目解説

臨床的意義

止血機構の中心を担う血小板の数を調べる検査である。自己抗体やDICなどによる消費の亢進、骨髄疾患や肝硬変で減少をみる。

 血小板とは、止血機構の中心を担う血球成分である。直径2~4 μmで核はなく、細胞内に血小板第3、第4因子、β-トロンボグロブリン、PDGF(platelet-derived growth factor)など数々の活性分子を有する。

 一般に血小板が増加する病態はまれであるが、減少する場合は骨髄での産生低下(再生不良性貧血など)、破壊亢進(特発性血小板減少性紫斑病など)などが知られている。肝硬変では産生低下と分布異常、さらに自己抗体の影響を受け血小板が減少する。一般に血小板数が30,000/μLを下回ると、四肢に紫斑が現れ、月経は遷延し、脳出血を来す恐れが高まるため、速やかな対応が要求される。

 血小板の測定に誤差を生じる要因として、偽性血小板減少症(検体内に生じた血小板凝集による見かけ上の減少)や、血小板の大きさの異常、採血手技・採血時間経過などによる凝集が考えられる。なお、血小板凝集とは、末梢血の塗抹標本で血小板だけが凝集している現象で、血液全体が凝集する現象ではない。抗凝固剤として最も一般的なEDTAを用いた採血で、まれに認められる。

 この場合、血小板数の値は真の値より低値をとる。確認には、塗抹標本を作製し、血小板の形態から減少がみられるかをみる。

【高値を示す疾患】

慢性骨髄性白血病本態性血小板血症多血症

【低値を示す疾患】

巨赤芽球性貧血播種性血管内凝固特発性血小板減少性紫斑病再生不良性貧血

関連疾患

C92.1.1:慢性骨髄性白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D47.3.1:本態性血小板血症 D37-D48:その他の腫瘍
D75.1.7:多血症 D70-D77:その他の血液疾患
D53.1.1:巨赤芽球性貧血 D50-D53:栄養性・出血性貧血
D65.8:播種性血管内凝固 D65-D69:凝固障害
D69.3.3:特発性血小板減少性紫斑病 D65-D69:凝固障害
D61.9.4:再生不良性貧血 D60-D64:その他の貧血
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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