WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00587

血液塗抹標本 鉄染色iron stain

2A240-0000-034-529

血液塗抹標本
2枚以上

20

常温

ベルリンブルー

各37加算

D005 6注

血液

2~4日

項目
コード
検査項目

00587

血液塗抹標本 鉄染色iron stain

2A240-0000-034-529

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液塗抹標本
2枚以上

20

常温

ベルリンブルー
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

各37加算

D005 6注

血液

2~4日

診療報酬

  • 保険名称:血液形態・機能検査/末梢血液像(鏡検法)+特殊染色加算
  • 実施料:各37加算
  • 診療報酬区分:D005 6注
  • 判断料区分:血液学的検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「3」の末梢血液像(自動機械法)、「6」の末梢血液像(鏡検法)及び「14」の骨髄像の検査については、少なくともリンパ球、単球、好中球、好酸球、好塩基球の5分類以上の同定・比率計算を行った場合に算定する。

■ 同一検体について、「4」の好酸球数及び「3」の末梢血液像(自動機械法)又は「6」の末梢血液像(鏡検法)を行った場合は、主たる検査の所定点数のみを算定する。

■ 「6」の末梢血液像(鏡検法)及び「14」の骨髄像の検査に当たって、位相差顕微鏡又は蛍光顕微鏡を用いた場合であっても所定点数により算定する。また、末梢血液像(鏡検法)の検査の際に赤血球直径の測定を併せて行った場合であっても、所定点数により算定する。

■ 「6」の「注」及び「14」の「注」にいう特殊染色は、次のとおりである。

  • ア オキシダーゼ染色
  • イ ペルオキシダーゼ染色
  • ウ アルカリホスファターゼ染色
  • エ パス染色
  • オ 鉄染色(ジデロブラスト検索を含む。)
  • カ 超生体染色
  • キ 脂肪染色
  • ク エステラーゼ染色

特殊染色を併せて行った場合は、特殊染色加算として、特殊染色ごとにそれぞれ37点を所定点数に加算できます。

容器

容器番号20:プレパラート

  • 容量: -
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血液像,細胞診

参考文献

岡田美樹: Med. Technol.(別冊染色法のすべて), 260, 1988.

検査項目解説

臨床的意義

血液または骨髄塗抹標本を用いて、非ヘモグロビン鉄を染色し、鉄代謝異常の有無を形態学的に調べる検査である。貧血の鑑別診断に有用である。

 鉄染色は、赤血球内の非ヘモグロビン鉄を染め出し、鉄代謝異常の有無を形態学的に検索するものである。本検査は、貧血の鑑別診断に用いられる検査である。

 骨髄には、非ヘモグロビン鉄であるヘモジデリンが細胞質内に認められる赤芽球(鉄芽球:sideroblast)の他、鉄赤血球(siderocyte)や、過剰の鉄がミトコンドリア内に沈着し、核周の1/3以上を取り巻くようになった環状鉄芽球(ringed sideroblast)が存在する。

 これらのうち、鉄芽球の赤芽球100個に対する割合(%)と、環状鉄芽球出現の有無を骨髄穿刺液で調べる検査である。

 鉄代謝異常である鉄の過剰(骨髄異形成症候群、鉛中毒)、鉄不足(鉄欠乏性貧血など)、鉄の移動性の低下(膠原病、慢性炎症)などの診断に有用である。

【異常を示す疾患】

鉄欠乏性貧血鉄芽球性貧血感染症悪性腫瘍巨赤芽球性貧血溶血性貧血再生不良性貧血膠原病

関連疾患

B99-B99:感染症 B99-B99:感染症
C80.9.7:悪性腫瘍 C76-C80:その他の部位不明腫瘍
D53.1.1:巨赤芽球性貧血 D50-D53:栄養性・出血性貧血
D55-D59:溶血性貧血 D55-D59:溶血性貧血
D61.9.4:再生不良性貧血 D60-D64:その他の貧血
M35.9.3:膠原病 M30-M36:全身性結合組織疾患
D50.9.2:鉄欠乏性貧血 D50-D53:栄養性・出血性貧血
D64.3.2:鉄芽球性貧血 D60-D64:その他の貧血
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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