WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01306 |
血液塗抹標本 ALP染色leukocyte alkaline phosphatase stain2A180-0000-034-612 |
|
20 |
常温 |
朝長法 | 各37加算 D005 6注 血液 |
2~4日 |
項目 コード |
検査項目 |
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01306 |
血液塗抹標本 ALP染色leukocyte alkaline phosphatase stain2A180-0000-034-612 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
|
20 |
常温 |
朝長法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
各37加算 D005 6注 血液 |
2~4日 |
備考
検体
- ALP染色固定法:標本作製後、十分風乾し調整済み固定液(-5℃~-3℃)にて固定(5秒間)し、流水で15~30秒水洗いした後、十分乾燥してご提出ください。
診療報酬
- 保険名称:血液形態・機能検査/末梢血液像(鏡検法)+特殊染色加算
- 実施料:各37加算
- 診療報酬区分:D005 6注
- 判断料区分:血液学的検査
特殊染色を併せて行った場合は、特殊染色加算として、特殊染色ごとにそれぞれ37点を所定点数に加算できます。
容器
容器番号20:プレパラート
- 容量: -
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血液像,細胞診
参考文献
安達真二: Med. Technol.(別冊染色法のすべて), 242, 1988.
検査項目解説
臨床的意義
末梢血の塗抹標本を用いてALP染色し、NAPスコアを算出する検査である。成熟好中球で陽性となりCMLで低値をとる。
成熟好中球のアルカリフォスファターゼ(neutrophil alkaline phosphatase:NAP)の活性は、骨髄でなく末梢血塗抹標本にて検査を行う。染色された個々の好中球にみられるアルカリフォスファターゼの活性度をその染色状態により0~5点のスコアで表し、100個の好中球について、その和を求めたものを陽性指数(NAPスコア)という。
NAPスコアの値で特に臨床的意義が高いのは、慢性骨髄性白血病(chronic myeloid leukemia:CML)と類白血病反応の鑑別(前者で低値、後者は高値)である。この他に急性骨髄性白血病(M2で低値)や骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndrome:MDS)における異形成好中球の指標、真性と二次性の赤血球増多症の鑑別(二次性で低値)に利用される。
さらに、CMLの経過中にNAPスコアの上昇をみた場合は、急性転化や細菌感染の合併を想定する。
【異常を示す疾患】
急性リンパ性白血病,急性骨髄性白血病,慢性骨髄性白血病,真性赤血球増加症,骨髄線維症,発作性夜間ヘモグロビン尿症,再生不良性貧血,赤白血病,骨髄異形成症候群,類白血病反応
関連疾患
C94.0.1:赤白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D46.9.1:骨髄異形成症候群 → D37-D48:その他の腫瘍
D72.8.16:類白血病反応 → D70-D77:その他の血液疾患
C91.0.16:急性リンパ性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.0.3:急性骨髄性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
C92.1.1:慢性骨髄性白血病 → C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
D45.1:真性赤血球増加症 → D37-D48:その他の腫瘍
D47.4:骨髄線維症 → D37-D48:その他の腫瘍
D59.5.1:発作性夜間ヘモグロビン尿症 → D55-D59:溶血性貧血
D61.9.4:再生不良性貧血 → D60-D64:その他の貧血
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.