WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00075 |
可溶性フィブリンモノマー |
遠心
|
15 ↓ 02 |
凍 |
ラテックス凝集法 | μg/mL 5 未満 |
93 D006 11 血液 |
2~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00075 |
可溶性フィブリンモノマー |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
15 ↓ 02 |
凍 |
ラテックス凝集法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mL 5 未満 |
93 D006 11 血液 |
2~5日 |
備考
検体
- 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
- 検体提出(容器番号02)は、4mL容器をご使用ください。
- チャート参照:出血凝固検査において、多項目同時依頼の際の必要血漿量は、[0.40 + (0.10 x 依頼項目数)]mLが目安となります。
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
「出血凝固検査」中分類共通の特記事項
- クエン酸血漿をご提出の際は、3.2%クエン酸ナトリウム液0.2mL入り容器に血液1.8mLを正確に入れ、全量2.0mLにしてよく混和後、温度設定18℃~25℃、1,500×gで15分以上または2,000×gで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
[ご参考]「遠心力の換算表」(チャート参照)を掲載しています。
診療報酬
- 保険名称:出血・凝固検査/フィブリンモノマー複合体定性
- 実施料:93
- 診療報酬区分:D006 11
- 判断料区分:血液学的検査
チャート
容器
容器番号15:血液凝固検査用容器
- 採取量: 1.8mL
- 添加剤:
3.2%クエン酸Na
0.2mL - 保管方法:常温
- 有効期間:容器および外袋表示
- 主な検査項目: 凝固因子活性,
PT,APTT,FIB,
AT,血中FDP
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
古賀 震: 臨床病理 52, 355, 2004.
江口 豊, 他: 日本検査血液学会雑誌 5, 114, 2004.
Nakahara, K. et al.: Thromb. Haemost. 89, 832, 2003.
検査項目解説
臨床的意義
血液凝固において早い段階から生成されるため、早期の凝固亢進の指標となる検査である。
血液凝固は、連鎖的な反応であり、凝固系の活性化により生成されたトロンビンにより可溶性のフィブリノーゲンが不溶性のフィブリンに変化する反応である。フィブリノーゲンからフィブリノペプチドAおよびフィブリノペプチドBが切断された分子がフィブリンモノマーである。
フィブリンモノマーは重合しフィブリンポリマーとなり安定化フィブリンが生成される。また、フィブリンモノマーはフィブリノーゲン、フィブロネクチン、FDPなどと結合しフィブリンモノマー複合体を形成する。
可溶性フィブリンモノマー複合体は、播種性血管内凝固(DIC)、深部静脈血栓症(DVT)、肺塞栓症(PE)で血中濃度は上昇し高値例では予後が不良とされる。また、可溶性フィブリンモノマー複合体は、凝固状態おいて早い段階から生成されることから早期の凝固亢進の指標となる。
【高値を示す疾患】
播種性血管内凝固,肺血栓塞栓症,深部静脈血栓症
関連疾患
D65.8:播種性血管内凝固 → D65-D69:凝固障害
I26.9.2:肺血栓塞栓症 → I26-I28:肺循環疾患
I80.2.4:深部静脈血栓症 → I80-I89:静脈・リンパ管・リンパ節の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.