WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

02941

便中ヘモグロビン [糞便検査]hemoglobin [feces]

1B040-0000-015-062

 

糞便

指定容器 

31

 

冷蔵

ラテックス凝集法

(-)

37

D003 5

尿便

2~3日

項目
コード
検査項目

02941

便中ヘモグロビン [糞便検査]hemoglobin [feces]

1B040-0000-015-062

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法

 

糞便

指定容器 

31

 

冷蔵

ラテックス凝集法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

(-)

37

D003 5

尿便

2~3日

備考

検体

  • チャート参照:「便中ヘモグロビン」「糞便アメーバ検査」検体採取方法

容器

  • 専用容器は、あらかじめご依頼ください。

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:糞便検査/糞便中ヘモグロビン定性
  • 実施料:37
  • 診療報酬区分:D003 5
  • 判断料区分:尿・糞便等検査

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 糞便中の細菌、原虫検査は、「D017」排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡検査により算定する。

■ ヘモグロビン検査を免疫クロマト法にて行った場合は、「5」の糞便中ヘモグロビン定性により算定する。

実施料は「糞便中ヘモグロビン定性」として算定します。

チャート

「便中ヘモグロビン」「糞便アメーバ検査」検体採取方法

容器

容器番号31:便中ヘモグロビン採便管

  • 採取量: 約0.5g
  • 添加剤: HEPES,
    NaN3(0.095w/v%),
    NaOH(0.040w/v%),NaCl
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および外袋表示
  • 主な検査項目: 便中ヘモグロビン
    《ラテックス》

参考文献

高橋 悟, 他: 日本臨床検査自動化学会 第33回大会抄録集, 545(演題213), 2001.
大用義裕, 他: 日本臨床検査自動化学会 第33回大会抄録集, 550(演題218), 2001.

検査項目解説

臨床的意義

免疫学的測定により下部消化管の出血を調べる検査である。ヒトのヘモグロビンに特異的に反応し消化管の出血を知ることができる。炎症性腸疾患や大腸癌などのスクリーニングに有用である。

 便中ヘモグロビン検査は、下部消化管の出血を調べる検査である。ヒトヘモグロビンを特異的に検出する免疫学的便潜血検査で、食物による影響を受けにくい長所を持つ。

 検査法はラテックス凝集法で、スクリーニング検査として広く使用されている。

 免疫法は、一般に潜血反応で用いられるテトラメチルベンジジン法やグアヤック法などの化学法に比して感度・特異度ともに良好で、食物中の血液、鉄分などとの交差反応はほとんどないため、化学法で必要であった検査前の食事制限(肉類の禁止)が必要ないとされている。

 便潜血陽性者に対しては、本法で確認の上、下部消化管出血を考えて、大腸内視鏡検査を行う。大腸に出血源のない場合には上部消化管からの出血も視野に入れる。ただし、痔疾による出血があれば当然、陽性になるため便潜血での大腸スクリーニングは困難となる。

 なお、検体の保存状態が不良の場合は抗原性が失われ、偽陰性を呈することも起こり得る。必ず専用容器に保存し提出する。

【陽性を示す疾患】

消化管出血大腸癌クローン病潰瘍性大腸炎

関連疾患

C18.9.12:大腸癌 C15-C26:消化器腫瘍
K50.9.1:クローン病 K50-K52:非感染性腸炎・非感染性大腸炎
K51.9.9:潰瘍性大腸炎 K50-K52:非感染性腸炎・非感染性大腸炎
K92.2.4:消化管出血 K90-K93:その他の消化器系疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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