WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

00776

蛋白定量 [髄液検査]protein, quantitative [cerebrospinal fluid]

1C010-0000-041-271

髄液
1

27

冷蔵

ピロガロールレッド法

mg/dL

10~40

包括11

D007 1

生Ⅰ

2~3日

項目
コード
検査項目

00776

蛋白定量 [髄液検査]protein, quantitative [cerebrospinal fluid]

1C010-0000-041-271

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
髄液
1

27

冷蔵

ピロガロールレッド法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mg/dL

10~40

包括11

D007 1

生Ⅰ

2~3日

備考

「髄液検査」中分類共通の特記事項

  • 「髄液検査」を「微生物学検査(髄膜炎菌)」と併せてご依頼の場合は、検体を常温にてご提出ください。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/総蛋白
  • 実施料:包括11
  • 診療報酬区分:D007 1
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

厚生労働省通知原文「注釈」

■ 「4」の蛋白分画、「1」の総蛋白及びアルブミン(BCP改良法・BCG法)を併せて測定した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定する。

「蛋白分画」、「総蛋白」、「アルブミン」を併せて測定した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定できます。

容器

容器番号27:滅菌スピッツ管

  • 容量: 10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 微生物学検査

検査項目解説

臨床的意義

感染症をはじめとするさまざまな中枢神経系疾患で上昇し、髄液漏で低下する。

 正常脳脊髄液の総タンパク質量は、10~40 mg/dLで、血清中のタンパク質量の1/200以下と微量である。主成分は、アルブミンで、その他にIgGや、ごく微量のトランスフェリン、プレアルブミン、α1アシドグリコプロテイン(α1酸性糖タンパク)などを含有している。

 髄液中のタンパク質濃度は炎症性疾患で増加し、腫瘍では不定であるが一般にタンパク質量は少ない。特に迅速な対処が必要な化膿性髄膜炎で多核白血球とともに著しい増加をみることが多い。

 したがって、感染症を中心とした疾患の診断や経過観察に髄液中の蛋白定量は有用である。

 なお、血清タンパク量は7~8 g/dLと高値のため、穿刺の際血液が混じると高値になり検査の意味が損なわれる。

【高値を示す疾患】

髄膜炎脳出血

【低値を示す疾患】

甲状腺機能亢進症

関連疾患

G03.9.5:髄膜炎 G00-G09:中枢神経系の炎症性疾患
I61.9.3:脳出血 I60-I69:脳血管疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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