WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 健常者参考値(単位) | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
05064 |
可溶性VCAM-1 |
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA | ng/mL 362~892 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
05064 |
可溶性VCAM-1 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
14 ↓ 02 |
凍 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
ng/mL 362~892 |
備考
検体
- 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
- 血清も検査可。
「研究検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。
容器
容器番号14:内分泌学用容器
- 採取量: 5.5mL
- 添加剤: EDTA-2Na
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: レニン,
サイクリックAMP,
遺伝子検査
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
検査項目解説
臨床的意義
血管内皮細胞に発現する接着分子の可溶型を測定する検査である。炎症性サイトカインの刺激によりはじめて誘導される糖タンパクである。
VCAM-1(vascular cell adhesion molecule-1)は、血管内皮細胞上に発現する接着分子で、β1-インテグリンの一種であるVLA-4(very late antigen-4)に結合してVLA-4を発現しているリンパ球・単球・好酸球との接着に関与している。
ICAM-1とは異なって、VCAM-1は未刺激の血管内皮細胞上にほとんど存在せず、IL-1やTNFのような炎症性サイトカインの刺激によってはじめて誘導されることから、炎症反応過程に重要な役割を果たしていると考えられる。
実際、動脈硬化、移植拒絶反応、関節リウマチ、サルコイドーシスなどでVCAM-1の発現亢進が報告されており、これら疾患以外でも研究に役立つと考えられる。
【高値を示す疾患】
サルコイドーシス,動脈硬化症,関節リウマチ,移植臓器および組織の不全および拒絶反応
関連疾患
D86.9.1:サルコイドーシス → D80-D89:免疫機構の疾患
I70.9.4:動脈硬化症 → I70-I79:動脈・細動脈・毛細血管の疾患
M06.9.2:関節リウマチ → M05-M14:炎症性多発性関節疾患
T86:移植臓器および組織の不全および拒絶反応 → T80-T88:移植関連の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.