WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

07536

曜日指定

好中球貪食能

5I970-0000-019-662

ヘパリン加血液
2

10

常温

フローサイトメトリー法

%

70~87

2~3日

項目
コード
検査項目

07536

曜日指定

好中球貪食能

5I970-0000-019-662

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
ヘパリン加血液
2

10

常温

フローサイトメトリー法
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

%

70~87

2~3日

備考

項目

  • 受付曜日:月~金曜日(土曜日は受付不可)

検体

  • 貪食能、殺菌能を同時にご依頼の場合は血液2mLにて検査可。

「細胞性免疫検査」分野共通の特記事項

  • [お願い]細胞性免疫検査をご依頼の際は、専用依頼書をご使用ください。また、注意事項がありますので、「細胞性免疫検査のご依頼について」(チャート参照)をご確認ください。

「細胞機能検査」中分類共通の特記事項

  • 土曜日受付可能な項目も日曜日、月曜日が連休となる場合は受託できません。

容器

容器番号10:ヘパリン容器

  • 採取量: 4mL・9mL
  • 添加剤: ヘパリンNa
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: アミノ酸分析,
    微量金属,
    染色体検査

参考文献

関 秀俊, 多賀千之: Immunohaematol. 7, 483, 1985.

検査項目解説

臨床的意義

好中球の異物に対する貪食能をフローサイトメーターを用いて測定する検査である。

 好中球は、生体防御機構の一翼を担う細胞であり、炎症時に病巣部に集まり細菌などの異物を貪食して殺菌することが知られている。

 好中球貪食能検査は、蛍光標識されたビーズを実際に貪食させ、好中球内のビーズをフローサイトメーターにて測定するものである。

 細菌などの感染因子が生体に侵入すると、好中球は走化性因子(chemotactic factor)により集合する。感染因子は、免疫グロブリンによりオプソニン化され、好中球に吸着し、貪食(phagocytosis)が始まる。

 フローサイトメトリーによる貪食能の測定は、貪食作用の定量化と同時に、血中のオプソニン活性も評価することができる。

 貪食能は、細菌やウイルスに感染した場合、病原体による何らかの作用により低下することが知られている。

 先天性貪食機能不全症としてImpotent neutrophil syndromeおよびFamilial tuftsin deficiencyがあり、その他に好中球自体に貪食能障害がみられるものとして、未熟児、新生児、尿毒症、摘脾患者などが挙げられている。

 また、本検査は、血清オプソニン活性の低下および補体成分の欠損による先天性・後天性の抗体産生不全症、免疫複合体病および補体欠損症などの検索、免疫抑制剤や抗炎症剤の有効性の検討にも有用である。

【低値を示す疾患】

細菌性疾患ウイルス感染症補体欠損症尿毒症

関連疾患

A48.8:細菌性疾患 A30-A49:細菌性疾患
B34.9.1:ウイルス感染症 B25-B34:その他のウイルス性疾患
D84.1.4:補体欠損症 D80-D89:免疫機構の疾患
N19.4:尿毒症 N17-N19:腎不全
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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