検査項目解説 掲載内容は、2022 年 5 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00016 |
CK (CPK)3B010-0000-023-272 |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
JSCC標準化対応法 | U/L M 60~270 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
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00016 |
CK (CPK)3B010-0000-023-272 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
JSCC標準化対応法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L M 60~270 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/クレアチンキナーゼ(CK)
- 実施料:包括11
- 診療報酬区分:D007 1
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
チャート


臨床的意義
骨格筋や心筋の崩壊を反映して上昇する酵素。急性心筋梗塞や多発性筋炎で上昇。
クレアチンキナーゼ(CK)はクレアチンフォスフォキナーゼ(CPK)ともいわれ、クレアチンリン酸とADPからクレアチンとATPを生成する酵素である。骨格筋、心筋、平滑筋、脳などに多く含まれ、それらの部位が損傷を受けると血中に逸脱する。
ヒトCKはすべて2量体で臓器特異性があり、筋型または骨格筋型(MM)、脳型(BB)、ハイブリッド型または心筋型(MB)の三つのアイソザイムで構成される。通常、血中では大半が骨格筋型のCK-MMであり、CK-BBはほとんど認められず、CK-MBは心筋の障害以外はわずか(総活性の3%程度)に検出されるにすぎない。
総CK活性には性差が認められ、女性は男性よりも低値である。また、筋肉注射、激しい運動(不慣れの場合は顕著)、採血時の号泣、カウンターショック等(除細動装置)でも上昇がみられる。また、CKは血球中には含まれていないが、溶血検体の場合は赤血球中のadenylate kinaseによりCKが見かけ上高値になる場合がある。
【高値を示す病態】
筋疾患(筋ジストロフィー、多発性筋炎、皮膚筋炎、尿毒症性ミオパチー)、脳血管障害・頭部外傷の急性期、てんかん大発作時、アルコール中毒、心筋梗塞、甲状腺機能低下症、心筋炎、副甲状腺機能低下症、糖尿病、悪性高熱症の保因者
【低値を示す病態】
甲状腺機能亢進症、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、関節リウマチ など
参考文献
日本臨床化学会: 臨床化学 19, 184, 1990.