WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

26735

ラコサミド

3L248-0000-022-205

血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

14

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS

μg/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

項目
コード
検査項目

26735

ラコサミド

3L248-0000-022-205

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

 

EDTA血漿
0.3

14

 

02

 

 

4週

冷蔵

LC-MS/MS
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

μg/mL

管理料[470]

B001 2イ

3~4日

備考

検体

  • 血清も検査可。

算定

  • チャート参照:特定薬剤治療管理料

参考

  • 主な商品名:ビムパット

「薬毒物検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。

診療報酬

  • 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
  • 実施料:管理料[470]
  • 診療報酬区分:B001 2イ

チャート

特定薬剤治療管理料

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

参考文献

Kim, J. S. et al.: Brain Dev 36, (6), 510, 2014.

検査項目解説

臨床的意義

部分発作に有効な抗てんかん剤である。既存の抗てんかん剤とは異なる作用機序を持つ。

1.作用
 ラコサミドは、2016年7月に本邦で製造販売が承認された抗てんかん剤である。

 本邦におけるてんかんの有病率は人口1,000人当たり4~9人(人口の0.4~0.9 %)とされ、総数約100万人の患者が存在する最も発生頻度の高い神経疾患である。一般にてんかん患者は発作の抑制のため長期の薬物療法を必要とするが、うち20 %程度の患者はコントロールが不良で難治性てんかんと呼ばれている。

 ラコサミドは、既存の薬物とは異なる作用機序を持つ抗てんかん剤であり、電位依存性ナトリウムチャネルの緩徐な不活性化を選択的に促進することにより、過興奮状態にある神経細胞膜を安定化させ、抗けいれん作用を発揮する。そのため、てんかん患者の部分発作や、他の抗てんかん剤で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する抗てんかん剤との併用療法に適応となる。

 ラコサミドを経口投与すると、血中濃度が0.5~4時間でピークに達し、その血中半減期は約14時間である。しかしながら、肝機能障害患者では血中半減期が延長し、また、クレアチニンクリアランスが30 mL/min以下の重度および末期腎機能障害患者も、未変化体の排泄遅延に伴ってラコサミドの血中濃度が上昇する可能性があることから、投与量・投与間隔の調節など慎重な管理を要する。

 服薬コンプライアンスの確認、ならびに副作用回避のためにもラコサミド投与中の血中濃度測定は重要と考えられる。

2.禁忌
 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者、重度の肝機能障害のある患者には投与しない。

【主に用いられる疾患】

てんかん

【副作用】

悪心および嘔吐傾眠めまい頭痛

関連疾患

G40.9.2:てんかん G40-G47:挿間性・発作性疾患
R11:悪心および嘔吐 R10-R19:消化器系・腹部の症状
R40.0:傾眠 R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R42.1:めまい R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R51.16:頭痛 R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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