WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 3 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 健常者参考値(単位) 実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

05071

可溶性腫瘍壊死因子レセプター-Ⅱ
(sTNFR-Ⅱ)

5J016-0000-022-023

血液
1

遠心

EDTA血漿
0.3

14

02

 

 

EIA

pg/mL

1,020~2,120

項目
コード
検査項目

05071

可溶性腫瘍壊死因子レセプター-Ⅱ
(sTNFR-Ⅱ)

5J016-0000-022-023

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
1

遠心

EDTA血漿
0.3

14

02

 

 

EIA
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

pg/mL

1,020~2,120

備考

検体

  • 必ず血漿分離の上、ご提出ください。
  • 血清も検査可。
  • 細胞培養上清も検査可(提出量は0.5mL)。

「研究検査」分野共通の特記事項

  • [ご注意]「研究検査」として掲げる各項目は研究用のため、定常的には検査を実施していません。詳細は、別冊の『研究検査ガイド』をご参照いただくか、または営業担当者にあらかじめお問い合わせください。

容器

容器番号14:内分泌学用容器

  • 採取量: 5.5mL
  • 添加剤: EDTA-2Na
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: レニン,
    サイクリックAMP,
    遺伝子検査

容器番号02:汎用容器

  • 容量: 4mL・10mL
  • 添加剤: -
  • 保管方法:常温
  • 主な検査項目: 血清,血漿提出用

検査項目解説

臨床的意義

TNFの作用を阻害するタンパク質である。悪性腫瘍や白血病患者の血清中に多くみられTNF拮抗因子の把握に有用である。

 腫瘍壊死因子レセプター(TNFR)には分子量55,000および75,000の異なる2種類の分子種の存在が知られ、それぞれTNFR-ⅠおよびTNFR-Ⅱと呼ばれている。

 両者のアミノ酸配列を比較すると、特に細胞内ドメインで全く異なっており、また、TNFR-Ⅰがシグナル伝達を担う機能的レセプターであることが証明されているのに対してTNFR-Ⅱの機能は不明である。

 がん患者血中にTNFの作用を阻害する特異的結合タンパク質が存在することは以前から報告されてきたが、いくつかの研究によれば、それらは上述のレセプターの細胞外ドメインがプロテアーゼにより切断され可溶化したものであるという。

 こうした可溶性レセプターは、生体内においてTNFに拮抗する制御因子として機能すると考えられており、sTNFRの測定はがんや白血病をはじめとする各種疾患患者の病態把握に新たな情報を提供するものといえよう。

【高値を示す疾患】

悪性腫瘍白血病中枢神経系の炎症性疾患慢性腎不全腎障害エンドトキシン性ショック

関連疾患

C80.9.7:悪性腫瘍 C76-C80:その他の部位不明腫瘍
C95.9.1:白血病 C81-C96:リンパ組織・造血器腫瘍
G00-G09:中枢神経系の炎症性疾患 G00-G09:中枢神経系の炎症性疾患
N18.9.3:慢性腎不全 N17-N19:腎不全
N28.9.5:腎障害 N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
R57.8.1:エンドトキシン性ショック R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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