WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 4 月 1 日時点の情報です。

項目
コード
検査項目 採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法 基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要日数

01995

LDL-コレステロール
(LDL-Cho)

3F077-0000-023-271

血液
2

遠心

血清
0.5

 

 

01

 

 

冷蔵

酵素法(直接法)

mg/dL

65~139

包括18

D007 4

生Ⅰ

1~2日

項目
コード
検査項目

01995

LDL-コレステロール
(LDL-Cho)

3F077-0000-023-271

採取量(mL)

遠心

提出量(mL)
容器 安定性
保存
方法
検査方法
血液
2

遠心

血清
0.5

 

 

01

 

 

冷蔵

酵素法(直接法)
基準値
(単位)
実施料
診療報酬区分
判断料区分
所要
日数

mg/dL

65~139

包括18

D007 4

生Ⅰ

1~2日

備考

検体

  • チャート参照:生化学検査・免疫血清学検査などにおいて、多項目同時依頼の際の必要血清量は、[0.45 + (0.05 x 依頼項目数)]mLが目安となります。

基準

  • 基準値上限は、日本動脈硬化学会が提唱する脂質異常症の診断基準に則った値です。また、下限は健常者の測定値分布より統計的に算出される基準範囲に則った値です。
  • チャート参照:脂質異常症の診断基準

参考

  • チャート参照:透析管理料の対象項目です。
  • チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
  • 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

診療報酬

  • 保険名称:血液化学検査/LDL-コレステロール
  • 実施料:包括18
  • 診療報酬区分:D007 4
  • 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)

「HDL-コレステロール」、「総コレステロール」、「LDL-コレステロール」を併せて実施した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定できます。

チャート

多項目同時依頼の血清量目安(生化学検査・免疫血清学検査)
脂質異常症の診断基準

容器

容器番号01:汎用容器(分離剤入り)

  • 容量: 6mL・8.5mL
  • 添加剤: 凝固促進剤
  • 保管方法:常温
  • 有効期間:容器および箱表示
  • 主な検査項目: -

参考文献

松島照彦, 他: 日本臨牀 65, 153, 2007.

検査項目解説

臨床的意義

LDLというリポ蛋白粒子に含まれるコレステロールである。一般に悪玉コレステロールと呼ばれ、高値では動脈硬化のリスクが高まることが知られている。

 コレステロールとは、生体内に存在する脂質のひとつであり、主に食物からの摂取と肝臓での生合成により血中に供給されている。

 肝臓から末梢へのコレステロール供給はLDL-コレステロール(LDL-Cho)の形で運ばれ、HDLの末梢から肝臓への転送はHDL-コレステロールの形で行われる。したがって、LDL-Cの増加は末梢組織への供給過剰とも考えられるため、一部では悪玉コレステロールともいわれ、冠動脈疾患の危険因子とされている。

 従来LDL-C値はFriedewaldの推定式により求められていたが、トリグリセライド値が高い場合やカイロミクロンなどが存在している場合は、精度の高い結果を得ることができなかった。しかし、簡便な方法で直接的に測定である酵素法が可能となり、診療報酬にも収載されるようになった。また本法では、食事の影響を受けずにLDL-C値を正確に測定することが可能であるというメリットがある。

 一般にLDL-Cが高値でHDL-Cが低値の場合は、心筋梗塞、脳梗塞、肺梗塞など動脈硬化疾患のリスクが高いといわれている。

[Friedewaldの推定式]

LDL-C
=(総コレステロール)-(HDL-C)-(トリグリセライド)×1/5

【高値を示す疾患】

糖尿病高コレステロール血症脂質異常症動脈硬化症高LDL血症急性心筋梗塞脳梗塞

関連疾患

E14.91:糖尿病 E10-E14:糖尿病
E78.0.11:高コレステロール血症 E70-E90:代謝疾患
E78.5.3:脂質異常症 E70-E90:代謝疾患
I70.9.4:動脈硬化症 I70-I79:動脈・細動脈・毛細血管の疾患
E78.0.10:高LDL血症 E70-E90:代謝疾患
I21.9.5:急性心筋梗塞 I20-I25:虚血性心疾患
I63.9.4:脳梗塞 I60-I69:脳血管疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.

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