検査項目解説検査項目解説

掲載内容は、2021年10月1日時点の情報です。

入力コード 00637  統一コード 1A035 
項目名 尿中一般物質定性半定量検査 pH
pH, urine
実施料
未収載
判断料区分  
検査方法
試験紙法
検査材料
尿 または 尿
 
検体量(ml)
容器番号
保存方法
1 尿 10
66
冷蔵 +遮
または
2 尿 10
25
冷蔵
検査材料備考

「ウロビリノーゲン定性」、「ビリルビン定性」のご依頼がある場合は、遮光(容器番号66)にてご提出ください。

報告所要日数
1~2日
基準値(単位)  

5.0~7.5

※基準値上限は臨床検査法提要32版、基準値下限は試験紙法測定下限を参照しています。

臨床的
意義 
通常はほぼ中性~弱酸性。代謝性・呼吸性アシドーシスで酸性、アルカローシスや細菌の繁殖でアルカリ性に。
   健康人尿は、弱酸性を示すことが多く、pH4.5~8.0の間を変動をする。

 一般に酸度の高い尿は、色が濃く、低い尿は、色が淡い。尿のpHは、体液の酸度調節を反映して各種疾患で変動し、アシドーシス、アルカローシスにおける病態診断に用いられる。 また、動物性食品を摂取したときは酸性となり、植物性食品を多食したときは、アルカリ性に傾く。

 熱性疾患、運動後、激しい発汗、飢餓時、代謝性・呼吸性アシドーシスを起こしたときなどは、尿の酸性度が高く、尿細管性アシドーシスでは中性またはアルカリ性、食後消化が旺盛なときはアルカリ性に傾く(胃内に多量の塩酸が分泌されるため)。

 重曹・有機酸塩等の摂取は尿をアルカリ性にし、塩化アンモニウム・塩化カルシウム・希塩酸等の摂取は、尿を酸性に変化させる。

 代謝性・呼吸性アルカローシスでは、中性~アルカリ性となる。尿中に膿汁・血液等が多量に混じるときは、アルカリ性を呈し、細菌尿でも、尿素の分解により炭酸アンモニウムを形成してアルカリ性となる。

【アルカリ尿を示す病態】
 尿路感染症(とくに変形菌)、制酸剤の長期投与、過呼吸の継続、頻回の嘔吐、胃液喪失、カリウム減少(腎不全、ファンコニ症候群、アジソン病、ステロイドホルモンやクロロサイアザイド系薬の長期投与)、尿放置による細菌繁殖
【酸性尿を示す病態】
 糖尿病、痛風、腎炎、飢餓、脱水、発熱、下痢、肺気腫、肺炎、フェニルケトン尿症、アルカプトン尿症、アルコール中毒、動物性食品の過剰摂取、運動後
関連項目 尿中一般物質定性半定量検査 尿中ケトン体, 尿中一般物質定性半定量検査 潜血反応, 蛋白定量[尿検査], 糖定量[尿検査],
 

※チャート参照:透析管理料の対象項目です。
チャート参照:手術前管理料の対象項目です。
総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。

算定備考

実施料は、当該保険医療機関内で検査を行った場合のみ算定できます(尿一般検査26点、尿沈渣(フローサイトメトリー法24点、鏡検法27点))。

チャート 

実施料について2

容  器 
提出容器
 

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