WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
00016 |
CK |
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
JSCC標準化対応法 | U/L M 60~270 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
00016 |
CK |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
1週 冷蔵 |
JSCC標準化対応法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
U/L M 60~270 |
包括11 D007 1 生Ⅰ |
1~2日 |
備考
診療報酬
- 保険名称:血液化学検査/クレアチンキナーゼ(CK)
- 実施料:包括11
- 診療報酬区分:D007 1
- 判断料区分:生化学的検査(Ⅰ)
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
日本臨床化学会: 臨床化学 19, 184, 1990.
検査項目解説
臨床的意義
骨格筋や心筋の崩壊を反映して逸脱する酵素を測定する検査である。急性心筋梗塞や多発性筋炎で上昇する。
クレアチンキナーゼ(CK)は、クレアチンフォスフォキナーゼ(CPK)ともいわれ、クレアチンリン酸とADPからクレアチンとATPを生成する酵素である。骨格筋,心筋,平滑筋,脳などに多く含まれ、それらの部位が損傷を受けると血中に逸脱する。
ヒトCKは全て二量体で臓器特異性があり、筋型または骨格筋型(MM)、脳型(BB)、ハイブリッド型または心筋型(MB)の3つのアイソザイムで構成される。通常、血中では大半が骨格筋型のCK-MMであり、CK-BBはほとんど認められず、CK-MBは心筋の障害以外はわずか(総活性の3 %程度)に検出されるにすぎない。
総CK活性には性差が認められ、女性は男性よりも低値である。
筋肉注射、激しい運動、採血時の号泣、カウンターショック(除細動装置)などでも上昇がみられる。また、CKは血球中には含まれていないが、溶血検体の場合は赤血球中のadenylate kinaseによりCKが見かけ上高値になる場合がある。
【高値を示す疾患】
甲状腺機能低下症,糖尿病,アルコール使用による精神および行動の障害,筋ジストロフィー,急性心筋梗塞,心筋炎,多発性筋炎,皮膚筋炎,副甲状腺機能低下症,脳血管障害
【低値を示す疾患】
甲状腺機能亢進症,関節リウマチ,全身性エリテマトーデス,シェーグレン症候群
関連疾患
E20.9.1:副甲状腺機能低下症 → E20-E35:その他の内分泌疾患
I67.9.6:脳血管障害 → I60-I69:脳血管疾患
E03.9.4:甲状腺機能低下症 → E00-E07:甲状腺疾患
E14.91:糖尿病 → E10-E14:糖尿病
F10:アルコール使用による精神および行動の障害 → F10-F19:薬物・アルコール依存症
G71.0.16:筋ジストロフィー → G70-G73:神経筋接合部・筋の疾患
I21.9.5:急性心筋梗塞 → I20-I25:虚血性心疾患
I51.4.2:心筋炎 → I30-I52:その他の心疾患
M33.2.1:多発性筋炎 → M30-M36:全身性結合組織疾患
M33.9.1:皮膚筋炎 → M30-M36:全身性結合組織疾患
M06.9.2:関節リウマチ → M05-M14:炎症性多発性関節疾患
M32.9.3:全身性エリテマトーデス → M30-M36:全身性結合組織疾患
M35.0.1:シェーグレン症候群 → M30-M36:全身性結合組織疾患
E05.9.5:甲状腺機能亢進症 → E00-E07:甲状腺疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.