WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
07261 |
ペプシノゲン 《CLIA》 |
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLIA | 2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
07261 |
ペプシノゲン 《CLIA》 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
01 |
4週 冷蔵 |
CLIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
2~3日 |
備考
基準
- チャート参照:「ペプシノゲン(PG)」胃粘膜萎縮度の判定基準
参考
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
チャート
容器
容器番号01:汎用容器(分離剤入り)
- 容量: 6mL・8.5mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: -
参考文献
北内信太郎, 他: Prog. Med. 21, 2451, 2001.
検査項目解説
臨床的意義
胃癌リスクのスクリーニング検査として胃粘膜の萎縮度の把握に用いられる検査である。
ペプシノゲン(PG)は、胃粘膜に分泌されるタンパク質分解酵素で、消化性潰瘍の成因に関与する攻撃因子ペプシンの不活性前駆体である。
ペプシノゲンⅠ(PGⅠ)は胃底腺領域に存在し、ペプシノゲンⅡ(PGⅡ)は胃底腺,噴門腺,幽門腺,十二指腸腺に存在する。これらを同時測定することにより、消化性潰瘍や胃癌のスクリーニング、萎縮性胃炎の診断や胃液分泌状態の把握などに応用することができる。
胃癌の先行病変として慢性萎縮性胃炎が知られており、萎縮性変化が強い人ほど高頻度に胃癌が発見されている。
PGⅠは、胃粘膜の酸分泌能とよく相関するといわれ、消化性潰瘍症例では高値が認められることが多い。胃粘膜における萎縮性変化が広範囲におよんでくると、主細胞や壁細胞が減少し、その分泌能が低下するためにPGⅠ値も低下し、それに伴いPGⅠ/PGⅡ比も低下する。
また、前庭部や十二指腸部に局在するガストリンの分布はPGⅡの分布と近いために、ガストリンとPGⅡは有意の相関を示すといわれる。
【高値を示す疾患】
慢性腎不全,腎障害
【低値を示す疾患】
胃癌,萎縮性胃炎(PGⅠ,PGⅠ/PGⅡ)
関連疾患
N18.9.3:慢性腎不全 → N17-N19:腎不全
N28.9.5:腎障害 → N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
C16.9.8:胃癌 → C15-C26:消化器腫瘍
K29.4.1:萎縮性胃炎 → K20-K31:食道・胃・十二指腸の疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.