WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
03000 |
HbA1c(NGSP) <酵素法>hemoglobin A1c(NGSP)3D046-0000-019-271 |
|
04 |
1週 冷蔵凍結不可 |
酵素法 | % 4.6~6.2 |
49 D005 9 血液 |
1~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
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03000 |
HbA1c(NGSP) <酵素法>hemoglobin A1c(NGSP)3D046-0000-019-271 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
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04 |
1週 冷蔵凍結不可 |
酵素法 |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
% 4.6~6.2 |
49 D005 9 血液 |
1~3日 |
備考
報告
- チャート参照:血糖コントロール目標
参考
- チャート参照:透析管理料の対象項目です。
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
診療報酬
- 保険名称:血液形態・機能検査/ヘモグロビンA1c(HbA1c)
- 実施料:49
- 診療報酬区分:D005 9
- 判断料区分:血液学的検査
「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」、「グリコアルブミン」または「1,5-アンヒドログルシトール(1,5AG)」は、同一月内に1回に限り主たるもののみ算定できます。
妊娠中の患者、1型糖尿病患者、経口血糖降下薬の投与を開始して6月以内の患者、インスリン治療を開始して6月以内の患者等については、いずれか1項目を月1回に限り別に算定できます。
クロザピンを投与中の患者ではヘモグロビンA1c(HbA1c)を月1回に限り別に算定できます。
チャート
容器
容器番号04:グルコース・HbA1c用容器
- 採取量: 2mL
- 添加剤: NaF,EDTA-2Na
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: グルコース,HbA1c
検査項目解説
臨床的意義
糖が非酵素的に結合したヘモグロビンである。糖尿病患者における過去1~3カ月の長期血糖コントロールの指標となる。
グリコヘモグロビンとは、ヘモグロビンに糖が非酵素的に結合したものであり、HbA1cはその一種である。
HbA1cは比較的安定であり、血糖変化に並行してその割合がゆっくり増減する。ヘモグロビンはいったん糖化されると赤血球寿命(約120日)が尽きるまでその状態を保つため、HbA1cは過去1~3カ月程度の平均血糖値を反映する。したがって、採血時点の瞬時のマーカーである血糖値、中期マーカーであるグリコアルブミンと比較して、長期間の血糖コントロール指標として用いられている。ただし、高血糖状態にあっても溶血性貧血のように赤血球寿命が短縮する疾患では低値になるので注意を要する。
糖尿病性腎症や網膜症、神経症などの慢性合併症の予防には、長期間の血糖コントロール管理が必要であり、HbA1cは最もすぐれた血糖値の長期コントロール指標である。
ヘモグロビン異常症では、糖化ヘモグロビンがA1c分画に現れない場合があり、異常低値となる。このような場合にはグリコアルブミンや1,5-AGが長期血糖値の指標の代用になる。
以前は広くJDS値が用いられていたが、2010年に開催された第53回日本糖尿病学会年次学術集会において、国際的に広く使用されているNGSP(national glycohemoglobin standardization program)値への表記移行が発表された。さらに2013年4月より、健診を含む臨床の場でNGSP値を使用し、2014年4月よりはHbA1cの表記はNGSP値のみとする方針が決定された。
【高値を示す疾患】
糖尿病,腎不全,腎障害
【低値を示す疾患】
低血糖
関連疾患
N19.3:腎不全 → N17-N19:腎不全
N28.9.5:腎障害 → N25-N29:その他の腎・尿管の疾患
E14.91:糖尿病 → E10-E14:糖尿病
E16.2.1:低血糖 → E15-E16:その他の膵内分泌疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.