WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01586 |
カルバマゼピンcarbamazepine3L115-0000-023-024 |
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA | μg/mL 4~12 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01586 |
カルバマゼピンcarbamazepine3L115-0000-023-024 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
EIA |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mL 4~12 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
備考
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:テグレトール、カルバマゼピン
- 総合検査依頼書のマークチェックで依頼可能な項目です。
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
Henderson, D. R. et al.: Clin. Chem. 32, 1637, 1986.
検査項目解説
臨床的意義
てんかん、双極性障害、統合失調症の治療薬であり、血中半減期は個人差、薬剤間の銘柄差が大きく、併用薬剤によって代謝が遅延する。
1.作用
カルバマゼピンは、吸収量の大部分が代謝され、その代謝物エポキサイドは抗てんかん作用を有する薬剤である。1966年に発売された。
単回投与した場合の最高血中濃度は約4~24時間後で、半減期はおおよそ30~40時間である。長期間投与している患者の投与中、投与中止後の半減期は8~15時間と短くなるが、これらは銘柄および個人間でかなり大きな差がみられる。プロピレングリコール溶液を投与すると速やかに吸収され、約3時間後に最高濃度に達する。
なお、マクロライド系抗生剤、イソニアジド、ベラパミル、ジルチアゼムなどとの併用で本剤の血中濃度は上昇する。
2.禁忌
本剤または三環系抗うつ剤に対して過敏症の患者、重篤な血液障害のある患者、第2度以上の房室ブロック高度の徐脈(50拍/分未満)のある患者には投与しない。
3.採血時期
次回投与直前(トラフ)。
【主に用いられる疾患】
てんかん
【副作用】
溶血性貧血,再生不良性貧血,無顆粒球症,急性腎不全
関連疾患
G40.9.2:てんかん → G40-G47:挿間性・発作性疾患
D55-D59:溶血性貧血 → D55-D59:溶血性貧血
D61.9.4:再生不良性貧血 → D60-D64:その他の貧血
D70.17:無顆粒球症 → D70-D77:その他の血液疾患
N17.9.1:急性腎不全 → N17-N19:腎不全
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.