WEB総合検査案内 掲載内容は、2025 年 10 月 1 日時点の情報です。
| 項目 コード | 検査項目 | 採取量(mL) 遠心提出量(mL) | 容器 | 安定性 保存 方法 | 検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 | 所要日数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 25415 | ラモトリギンlamotrigine3L220-0000-023-205 | 
 遠心 
 
 | 03 ↓ 
 02 | 
 
 4週 冷蔵 | LC-MS/MS | μg/mL 2.5~15 | 管理料[470] B001 2イ | 3~4日 | 
| 項目 コード | 検査項目 | 
|---|---|
| 25415 | ラモトリギンlamotrigine3L220-0000-023-205 | 
| 採取量(mL) 遠心提出量(mL) | 容器 | 安定性 保存 方法 | 検査方法 | 
|---|---|---|---|
| 
 遠心 
 
 | 03 ↓ 
 02 | 
 
 4週 冷蔵 | LC-MS/MS | 
| 基準値 (単位) | 実施料 診療報酬区分 判断料区分 | 所要 日数 | 
|---|---|---|
| μg/mL 2.5~15 | 管理料[470] B001 2イ | 3~4日 | 
備考
検体
- EDTA血漿も検査可。
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:ラミクタール
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート

容器
参考文献
小嶺幸弘: 沖縄医報 45, (9), 51, 2009.
検査項目解説
臨床的意義
小児にも投与可能な抗てんかん剤である。併用薬の影響を受け、腎不全で蓄積するため血中濃度測定が行われる。
1.作用
 ラモトリギンは、2008年に国内認可を受けたトリアジン骨格を持つ抗てんかん剤である。定型欠神発作や部分発作(二次性全般化発作を含む)、強直間代発作、Lennox-Gastaut症候群における全般発作に適応が認められており、双極性障害のうつ病治療にも用いられる。成人用と小児用の錠剤が発売されている。
 本剤はナトリウムチャネルを頻度依存的かつ電位依存的に抑制することで神経膜を安定化させ、グルタミン酸など興奮性神経伝達物質の遊離抑制を介して、抗けいれん作用を発揮する。
 本剤は、主にグルクロン酸抱合で代謝されるため、他のグルクロン酸抱合を誘導する薬剤との併用に注意が必要である。主な排泄経路は腎臓であり、腎クリアランス低下により薬剤排泄が延長するため、腎機能低下患者や高齢者に投与する場合は、血中濃度の測定が必要とされる。
 本剤は投与後1~3時間で最高血中濃度に達し、血中半減期は15~30時間とされている。投与後1週間程度で定常濃度に達する。
2.禁忌
 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しない。
3.採血時期
 次回投与直前(トラフ)。
【主に用いられる疾患】
てんかん
【副作用】
再生不良性貧血,血球貪食症候群,無菌性髄膜炎
関連疾患
G40.9.2:てんかん  → G40-G47:挿間性・発作性疾患
D61.9.4:再生不良性貧血  → D60-D64:その他の貧血
D76.3.5:血球貪食症候群  → D70-D77:その他の血液疾患
G03.0.1:無菌性髄膜炎  → G00-G09:中枢神経系の炎症性疾患
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.


