WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 11 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13441 |
ブリーバラセタム3L253-0000-023-205 3L253-0000-022-205 |
遠心
または
|
03 ↓
02
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS | μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
13441 |
ブリーバラセタム3L253-0000-023-205 3L253-0000-022-205 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
または
|
03 ↓
02
02 |
4週 冷蔵
4週 冷蔵 |
LC-MS/MS |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mL |
管理料[470] B001 2イ |
3~5日 |
備考
検体
- 全血で放置すると酵素による分解により、測定値に影響を及ぼす可能性があります。採血後は速やかに遠心分離し指定容器に移してください。
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:ブリィビアクト
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
Moseley, BD. et al.: Epilepsy Res. 127, 179, 2016.
検査項目解説
臨床的意義
てんかん患者の部分発作に対して用いる。
1.作用
ブリーバラセタムは2024年6月に薬事承認された新規抗てんかん薬であり、てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する治療薬である。本剤は、レベチラセタムと同様に脳内のシナプス小胞蛋白質2A(SV2A)に結合してグルタミン酸の放出を抑制するといった作用機序を有する薬剤だが、レベチラセタムと比較してSV2Aに対する親和性が10~30倍高いことから高い治療効果が期待される。
本剤は、肝機能障害のある患者で血中濃度が増加すること、CYP誘導作用を有するカルバマゼピンなど他の抗てんかん薬との併用により代謝が促進されることなどから、効果的な治療のためには、投薬後の血中濃度を測定し投薬量を調整することが有用となる。
2.禁忌
本剤の成分又はピロリドン誘導体に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しない。
【主に用いられる疾患】
てんかん
【副作用】
悪心および嘔吐,傾眠,食欲不振
関連疾患
G40.9.2:てんかん → G40-G47:挿間性・発作性疾患
R11:悪心および嘔吐 → R10-R19:消化器系・腹部の症状
R40.0:傾眠 → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R63.0.1:食欲不振 → R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.
INFORMATION
※ 3年分のINFORMATION へのLinkを掲載しています.