WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
06523 |
アルベカシンarbekacin3M613-0000-023-062 |
遠心
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03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/mL ピーク 15~20 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
06523 |
アルベカシンarbekacin3M613-0000-023-062 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mL ピーク 15~20 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
備考
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:ハベカシン
- 採血時期
点滴開始1時間後(30分で投与した場合は、終了30分後)(ピーク)
投与前30分以内(トラフ)
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
Jolley, M. E. et al.: Clin. Chem. 27, 1575, 1981.
検査項目解説
臨床的意義
メチシリン・セフェム耐性の黄色ブドウ球菌に有効なアミノグルコシド系抗生物質である。腎機能低下者での副作用に注意が必要である。
1.作用
アルベカシンは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対して抗菌力が強く、アミノグリコシド系で最も強力な抗生剤である。
本剤は細菌のタンパク質合成を阻害することにより抗菌力を発揮し、その作用は殺菌的である。また、MRSAがつくり出す不活性酵素にも安定で、耐性を獲得しにくいといわれる。
肝臓で代謝はされず、腎依存型である。腎機能低下者では血中濃度の半減期が延長するため、高い血中濃度が長時間維持され、第Ⅷ脳神経障害や腎障害が出現することがある。さらにピーク時12 μg/mL以上、トラフ時2 μg/mL以上が繰り返されると、これらの障害発生の危険性が大きくなるといわれている。このため腎機能をよく把握し、適宜血中濃度のモニタリングを行いながら投与することが必要である。クレアチニンクリアランス(Ccr)が100 mL/minの患者で24時間の尿中排泄率は90.3 %であり、50 mL/min未満の患者は56.9 %であった。
消化管から吸収されないため、剤型は注射液のみであり、筋注または点滴静注により投与される。健康成人に75 mgまたは100 mgを筋注した場合のTmaxは1.5時間であった。
2.禁忌
本剤ならびに他のアミノグリコシド系抗生物質、およびパシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者には投与しない。
3.採血時期
点滴開始1時間後(30分で投与した場合,終了30分後)(ピーク)。
投与前30分以内(トラフ)。
【主に用いられる疾患】
敗血症,肺炎
【副作用】
急性腎不全,痙攣,めまい
関連疾患
A41.9.3:敗血症 → A30-A49:細菌性疾患
J18.9.4:肺炎 → J09-J18:インフルエンザ・肺炎
N17.9.1:急性腎不全 → N17-N19:腎不全
R25.2.15:痙攣 → R25-R29:神経系・筋骨格系の症状
R42.1:めまい → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.