WEB総合検査案内 掲載内容は、2024 年 10 月 1 日時点の情報です。
項目 コード |
検査項目 | 採取量(mL)
遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 | 有効治療濃度 採血時期 |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要日数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
01786 |
テイコプラニンteicoplanin3M532-0000-023-062 |
遠心
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03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) | μg/mL 15~30 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
項目 コード |
検査項目 |
---|---|
01786 |
テイコプラニンteicoplanin3M532-0000-023-062 |
採取量(mL) 遠心 提出量(mL) |
容器 | 安定性 保存 方法 |
検査方法 |
---|---|---|---|
遠心
|
03 ↓
02 |
4週 冷蔵 |
LA(ラテックス凝集比濁法) |
基準値 (単位) |
実施料 診療報酬区分 判断料区分 |
所要 日数 |
---|---|---|
μg/mL 15~30 |
管理料[470] B001 2イ |
2~3日 |
備考
算定
- チャート参照:特定薬剤治療管理料
参考
- 主な商品名:タゴシッド
「薬毒物検査」分野共通の特記事項
- [ご注意]血中薬物検査をご依頼の際は、分離剤入り採血管は使用しないでください(測定値が分離剤の影響を受ける場合があります)。
診療報酬
- 保険名称:特定疾患治療管理料/特定薬剤治療管理料1
- 実施料:管理料[470]
- 診療報酬区分:B001 2イ
チャート
容器
容器番号03:汎用容器(分離剤なし)
- 容量: 5.5mL・9mL
- 添加剤: 凝固促進剤
- 保管方法:常温
- 有効期間:容器および箱表示
- 主な検査項目: 血中薬物濃度
(血清の場合)
容器番号02:汎用容器
- 容量: 4mL・10mL
- 添加剤: -
- 保管方法:常温
- 主な検査項目: 血清,血漿提出用
参考文献
諸岡美里, 他: 日本臨床検査自動化学会会誌 38, (1), 79, 2013.
検査項目解説
臨床的意義
MRSAに優れた抗菌力を持つグリコペプチド系抗生物質である。腎障害患者や高齢者では血中濃度測定を行い慎重に投与する。
1.作用
テイコプラニンは、グリコペプチド系抗生剤である。Actinoplanes teicomyceticusから分離された醗酵抽出物であり、バンコマイシンとともにメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)をはじめとするグラム陽性菌にすぐれた抗菌力を発揮する。
グリコペプチド系抗生剤は腸管で吸収されないために注射剤として使用され、約50時間の半減期をもって血中を推移する。有効治療濃度は確立していないがMRSA感染症を対象としてトラフ濃度で5~10 μg/mLが推奨されている。
本剤の主な排泄経路は腎臓であるため、腎機能障害例や高齢者には投与量に十分注意し、慎重な血中濃度のモニタリングが必要である。
2.禁忌
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しない。
3.採血時期
投与前30分以内(トラフ)。
【主に用いられる疾患】
MRSA感染症
【副作用】
無顆粒球症,肝障害,急性腎不全,めまい,ショック
関連疾患
U82.1.6:MRSA感染症 → U82-U85:抗菌薬耐性疾患
D70.17:無顆粒球症 → D70-D77:その他の血液疾患
K76.9.4:肝障害 → K70-K77:肝疾患
N17.9.1:急性腎不全 → N17-N19:腎不全
R42.1:めまい → R40-R46:認識・知覚・情緒状態・行動の症状
R57.9.1:ショック → R50-R69:全身症状・徴候
※ ICD10第2階層コードでグルーピングした検査項目の一覧ページを表示します.